金色の夢を、ずっと見てる

2009年12月20日(日) これでしばらくは結婚式ないな〜。

今日は、前の職場の友達・けみちゃんの結婚式でした。


同じく前の職場の友達であるかおるんと2人して、着物で出席しました。事前に相談していたら2人とも紫系の着物という事が判り、慌てて写メで情報交換。検討の結果、同じ紫系といっても私のは青味が強い藤色で、かおるんのはもろに紫。さらに、私のは色無地に近いぐらい模様が少ないんだけどかおるんのは全体的に柄が入りまくり…と大丈夫そうだったので、2人とも予定通りの着物となりました。

あまりにかぶるようだったら違う着物にしようかとも思ったんだけど、10月からこっちでユウの七五三やら同僚の結婚式やらで数回着てて
「今回が終わったら洗いに出そう」
と思ってた物だったので、できれば変えたくなかったんだよね(笑)



場所は、他の友達の結婚式でも2回来た事がある、ちょっと郊外のレストラン。ちょっと雨も降ってて肌寒かったんですが、披露宴のスタートで新郎新婦がガーデン(晴れていればそこで人前挙式も出来るイングリッシュガーデン)に面した扉から入場してきてビビリました。けみちゃん、妊娠7ヶ月ですが!?その体で、この寒い屋外でスタンバってたの!?

後で聞いたら、もちろん扉が開く直前まで上に羽織ってたんだけど、やっぱり寒かったらしいです。無茶するなよ〜!(><)


旦那さんとなる人はこの日が初対面だったんですが……うん、優しそうな人でした。けみちゃんより5歳年下なんだけど、けみちゃんが年齢より若く見えて彼がちょっと落ち着いた感じなので、並ぶと年の差を感じない2人でしたね。


司会者が、7年ぐらい前に友達がここで結婚した時と同じ人だったんですよ。で、どうやらこの会場では定番らしい『花嫁が目隠しして新郎を当てよう!』ゲームが今回も出てきました。

新郎を含む5人の男性と目隠しして握手して、無事に新郎を当てられなかったら(なぜか)新郎に罰ゲーム!というゲームなのですが(笑)前の友達の時は、その5人に紛れてた新郎のお父さんを選んじゃって、そのまま新郎の父とお色直しの退場。そして残された新郎はウェディングドレスで女装した司会者と退場…という爆笑ものの結果に。今回はどうなるのかな?

選び出された5人の中に新郎新婦それぞれのお兄さんがいたんですが、2人とも子供を抱っこしてきて子供に握手をさせたので、実際にはその2人を除いた3択で旦那さんを当てる事に。そして見事にけみちゃんは旦那さんを当てた!……のですが、司会者の方が
「はい、では3番の新郎さん、前に出てきてくださ〜い♪」
と言いながら、実際には4番だった新郎のお父さんを前に引っ張り出す(笑)じゃぁ今回も新郎のお父さんと退場するのかな…と思ったら、お色直しの退場は新婦のお母さんとでした。どっちにしても新郎は残されて罰ゲームをやらされるんだな(^^;


もしかして今回も?と思っていたら予想通り、ドレスに着替えた司会者が冬ソナのテーマにのって登場。そのまま新郎と腕を組んで退場し、会場出口で一礼しながら
「今“冬ソナ”のテーマが流れてますが、私、チェ・ジウではございません。今年で四十(しじゅう)でございます」
と言ったから会場大爆笑。そのまま、司会者は新郎をお姫様抱っこして会場の外に消えて行きました。


最後はお姫様抱っこで退場、という所まで7年前の友達の時と同じだったんですが、オチが判ってても笑えましたからね。ここに限らず、『司会者がうまいから会場が盛り上がった』って場面がたくさんありました。一歩間違うと司会者が空回って実に寒い雰囲気になっちゃうとこなんですが、この人本当に上手だったなぁ。

てか、多分着替えとかでいない時にも、ちゃんと司会の声はしてたんだよね。あれってどこかで隠れて着替えながらしゃべってたのかな。録音を流してるって感じはしなかったんだよね〜。



お色直しで主役不在の間に、各テーブルから1人代表者を出して、新婦のカクテルドレス色当てクイズ。用意されたのは9色の色画用紙。代表者全員vs司会者でじゃんけんをして、勝った人からこれと思う色を取っていくという手法だったのですが、なぜかテーブルの代表者にされる私(--; 一応、席を立つ前に他の人と
「何色だと思います?」
「ピンクとか黄色とかサーモンオレンジとか、そういうイメージなんですけど」
「あ、私達もそう思います!」
というやり取りをして、無事淡いピンクの画用紙をゲット。しかし出てきたけみちゃんは、鮮やかな赤いドレスでした。小物やブーケが緑メインで、何気にクリスマスカラーでかわいい!まったく予想外でしたが、よく似合ってました。


その後、新婦の友人3人から歌のプレゼント。AIさんの『Story』で確かにいい曲なんだけど……えーと正直、
「なぜわざわざここまで聞かせる演出にするのだ?」
とちょっと疑問でした。

披露宴での歌って、一般的には『余興』ですよね。歓談中に、もうほとんどBGMみたいな感じ。でも今回は、新郎新婦をわざわざ椅子に座らせて(基本がレストランでそう広い会場ではないので、ドレスの色当てクイズのために高砂のテーブルと椅子は片付けられてたの)
「それではここで、新婦のお友達から歌のプレゼントです」
って紹介されて新郎新婦の傍らに立って、会場全体の照明も落とされて新郎新婦と歌う人達にだけスポットライトが当てられて、出席者全員が注目する中での歌披露だったの。通常の“披露宴で歌”のパターンに比べると、ものすごく『ちゃんと聞いてもらおう』感が強い演出だったんですね。

で、そこまでするとはどんだけ上手いのかと思ったら、こう言っては失礼だけどすっげぇフツー。下手ではないんだけど、ちょっと上手な人がカラオケで1人で歌う方がずっと聴ける…って感じ。歌う本人達も緊張しただろうけど、聞かされる方も妙な居心地の悪さを感じました。



その後、けみちゃんのお父さんからのビデオメッセージ……これが泣けました。

実は、けみちゃんのお父さんは3年ほど前に亡くなってるんです。亡くなられる前にメッセージを残してたのか!?と最初は驚いたのですが、途中で新郎の名前が出てきて違うと気付く。じゃぁこれは一体…?と思ってたら、それはお姉さんからのプレゼントでした。お父さんが生きてたらこう思うんじゃないかなって内容を手紙にして、お父さんに声が似てる人を一生懸命探して、録音させてもらったんだそうです。

スクリーンに映し出される、けみちゃんの小さい頃からの写真にかぶせて流れるお父さんからのメッセージ。実際にお父さんが遺したものじゃないと判ってても泣けてしまいました。もしいつか自分が子供の結婚より先に逝く事があったら、手紙でいいから何か遺しておこう…と思いました。



披露宴が無事に終わり、会場を出る時に新郎新婦と一緒に写真を撮る。新郎のお母さんが…キレイなんだけど、なんつーか気の強そうな人だったのがちょっと心配(苦笑)うまくやれよー。

お見送り時に新郎新婦からお客様に手渡すプチギフトってあるじゃないですか。オーソドックスなとこだと、クッキーやキャンディ、チョコレートなどのちょっとしたお菓子。今までもらった中で印象深かったのは、お箸とかハーブの栽培セット(缶の中に乾燥した土とハーブの種が入ってて、その缶を鉢代わりに水だけ与えてやればハーブが育つという代物)とか栄養ドリンクとかかわいい石鹸とか宝くじを1枚ずつとか。小さいものだけど結構センスが問われる場面だと思うんですが……


新郎から手渡されたのは、1通の封筒。はて、初めてのパターンだわ…と思いつつ後で開けてみたら、二次会の案内状でした。え?このタイミングで二次会の案内!?しかも帰る人全員に?


前日にかおるんとメールでやり取りした時に
「二次会はしないのかな?」
って話は出たんです。予約の都合もあるから、人数確認のためにもある程度は出欠を打診するじゃないですか。でも直前にかおるんがけみちゃんとメールした時も特に二次会の話は出なかったとの事だったので、けみちゃんは妊娠7ヶ月だし、多分ないんだよね…と言ってたんです。あるのか!

……どうする?とかおるんとちょっと相談しましたが、事前のお誘いがなかったという事はわざわざ来て欲しいとまでは思ってない…って事か?いや、そう言うとなんか意地悪な受け取り方に聞こえるかもしれないけど、私もかおるんも1〜3歳の子供がいるわけです。夜まで拘束しちゃ悪いと思ったのかもしれないね〜…と解釈して、行かない事にしました。実際、2人とも旦那や義実家に子供を預けて来てるので、このうえ更に夜また出かけるってのはちょっとやり辛いしね(もちろん、ただ単に新郎新婦や幹事さんがうっかりさんで誰にも事前のお知らせナシでいきなり配っちゃったのかもって可能性も無きにしも非ずなんだけど、それはもう今言ってもどうしようもないし)。けみちゃんが産休に入ってからでも、改めて3人で食事にでも行ってゆっくり話そう、という事で。



でもせっかく2人とも着物という滅多にない状況だったので、帰りにプリクラ撮りに行きました(笑)いや〜プリクラなんて何年ぶりだろう。ゲーセンで目立った目立った(^^; でも、こういう事言うと本当におばちゃんぽいけど(苦笑)今のプリクラってすごいんだね〜。文字やイラストを直接描き込みできるだけじゃなくて、かわいいスタンプや効果(キラキラとか縁取りとか)で画像の編集ができるんだね。んでその画像データを、赤外線で携帯に送ってくれるの。いや〜おばちゃんビックリしちゃったわ(笑)でも楽しかったので、機会があったら家族3人で撮ってみるのもいいかも♪


その後、かおるんを家まで送ってから帰宅。入れ替わりに次郎君が忘年会に出るので、街まで送ってあげてから実家に行きました。これでまたしばらくは着物を着られる予定がないので、ちょっと寂しいな。


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咲良 [MAIL]

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