2009年10月17日(土) |
やっぱり結婚式は楽しいねぇ。 |
今日は会社の同僚の結婚式でした。
新郎はうちの会社の人。新婦は、作年度末までうちの会社でパートで働いてた子。パートというとおばちゃんのイメージあるかもしれませんが、まだ29歳のお嬢さんです。
実は2年ほど前から社内恋愛してたという2人。ごく一部の人以外にはひた隠しに隠し、彼女が雇用期間満了で退職してからその送別会の席で 「結婚します!」 と驚かせてくれた2人です(笑)招待してもらえたので、喜んで出席してきました。
着物は、藤色の色無地。でも裾の方にちょっとだけ金糸で刺繍が入ってるんだよね。あと、生地と同色で模様が織り込んであるの。地紋、っていうんだっけ、こういうの。家紋は入れてないんだけど 「金糸で刺繍が入ってて物がいいから、帯や小物を礼装用にして格を上げれば結婚式にも大丈夫よ」 って言われたんだよね。そういうもんなの?『色無地は紋が入っていれば準礼装』とは知ってるんだけど、そういう応用編みたいな詳しい知識はないんだよね(^^;
とりあえず呉服屋さんが大丈夫って言ってたし、今回の結婚式はホテルとかじゃなくてハウスウェディングであまり格式ばらない感じらしいから、帯とか帯揚げ帯締めを金糸銀糸の入った礼装用にすれば大丈夫だろう。というわけで、朝からバタバタと準備。
まずはユウを保育園に連れて行って、急いで帰宅して着付け。髪を、とりあえず前髪をサイドだけちょっと残して夜会巻きに。私、前髪も他の髪と同じぐらいの長さで肩下まであるので、全部きっちりまとめちゃうとちょっと華やかさに欠けるんだよな〜。支度が出来たらいつもの美容室へ。昨日カラーリングに行った時に相談したら 「式場行く前にちょっと寄ってくれたら、今日のアフターケアって事でタダでちょちょっと手直ししてあげるよ」 と言ってくれたのでお世話になる事にしました。美容室と結婚式場が車で5分ぐらいの距離なんだもん。
お店に着いたら、もう10年以上の付き合いの美容師・山っちは私が自分でやった夜会巻きを見て 「う〜ん……やり直そう」 とボソリ。ごめんなさい、『必要だったらやり直してあげるから』と言ってくれてたので、もうやり直してもらうつもりで若干適当に巻いてました(こら)。夜会巻きからやり直して、残してた前髪をアイロンで軽く巻く。それを上に持って行ってふわっとポンパドールにしてみました。おぉ、いい感じ。
こういう時、いつも『巻き髪用アイロンを買おうかな〜』と思うんだよね。まとめるにしても、巻いてからやったら毛先まできっちりまとめなくてもそれなりにさまになるし。でも普段は全然使わないので、使用頻度と収納場所を考えるといっつも 「やっぱりいいや」 ってなるの。
………普段から髪巻いたりしてオシャレしなさいって話でしょうか(^^;
式場に着いたら、もう職場の人がずいぶん来てました。すっごく久々に会う本社の人に、会うなり 「お前…なんで着物を着るとママかチイママみたくなるんだ?」 と言われる。挨拶もなしにいきなりそのコメント!?(苦笑)同じ支社のパートさんに会ったので一緒に受付に並んでいたら……気になる人が。
受付が会社関係とその他に分けてあったのですが、その人は『その他』の方に並んでました。多分新婦のお友達だと思うんだけど……
それ、ニットだよね?
いや、ラメ入りでキラキラしててとってもオシャレなんだけど、でもニットだよね?それも、ボレロとかショールみたいな『今は羽織ってるけど会場内では脱ぎます』っていうものじゃなくて、普通に被り物のニットだよね!?
思わず、一緒にいたパートさんと 「ニットはさすがにまずいですよね…」 「ですよね…知らないんですかね、フォーマルにニットはマナー違反だって」 「知らないんだろうね……でも新婦の友達なら多分同い年だよね?30近くにもなってそれはさすがに知らなさ過ぎじゃない?」 とヒソヒソ。あぁぁぁ、誰か教えてやって〜(;;)
他にも、ファーのボレロを着てる人がいたり(毛皮や革製品は、おめでたい場に殺生を持ち込む事になるのでマナー違反とされてます)、サンダルやミュールの人がいたり(開いてるつま先から幸せが逃げるという言い伝えがあるそうで、基本的につま先やかかとが出る靴はアウト。でも最近は、とりあえずつま先が開いてなければバックベルトのパンプスもギリギリOK、という感じ。あ、だから、どんなにオシャレでもオープントゥのパンプスはアウトです)。
自分も、20代の頃にマナーを知らなくてやらかしちゃった事はあるけど、ネットで調べたりしてずいぶん勉強したもん。身内や自分の知り合いだったら『そりゃいかんよ』って言うけど、さすがに知らない人にまでそれは言えないしな〜。彼女がどこかでそのマナー違反に気づいてくれる事を願うのみです。
まだ出来て1年も経たないその建物は、自然光が沢山入る明るくてキレイな会場でした。でもどうやらスペースに対してキャパシティいっぱいいっぱいだったらしく、私が座ったテーブルは会場のかなり端っこ。もうほとんど高砂を真横から見るような位置です。写真が撮り辛い!
ちょっと前に新婦と2人で食事に行った時にドレスの試着の写真を見せてもらってはいたのですが、やっぱりヘアメイクをきちんとして新郎と並ぶと違いますね!マーメイドラインのウェディングドレスを着て微笑む彼女は、本当に今まで見た中で一番キレイでした。
途中で、サプライズで新郎から新婦への手紙があったんです。 『メグミ(新婦)がよく“私でいいの?”って言ってたけど、俺はメグミがいいんだよ。メグミじゃなきゃダメなんだよ。これからいろんな事があるだろうけど、2人で一緒に頑張っていこう。愛してるよ』 という内容に、聞いてるこっちまでウルウルしちゃいました。式の準備中って、同じような事で不安になるんだよね。私も、まったく同じ事を泣きながら電話して聞いた事がありました(苦笑)
ちなみにこれ、二次会の時に新婦に聞いたら本当に完全にサプライズだったそうで(まぁ当たり前だけど) 「聞きながら本当はすごく泣きそうだったんですけど、ハンカチとか何も持ってなかったんですよ!だから泣いたら拭くものがない!と思って、一生懸命瞬きして耐えてました」 だって(笑)
カクテルドレスは、白黒の細かいチェックにスパンコールや花が飾られたシックでかわいいドレス。シンプル好みの彼女はまったく候補に入れてなかったそれを、かわいい系好みの彼が 「着るだけでも着てみなよ。似合うかもしれないじゃん」 と説得して試着させて 「あれ?似合うねぇ。これいいかも!」 となって決定したというドレス。生地自体にもラメが入ってて、ライトを抑えた会場で見るとキラキラしてすごくキレイでした。
初めて行く会場の何が楽しみって、やっぱり料理。おいしかったですよ〜。前菜からデザートまで、おいしく完食しました。ケーキ入刀した生ケーキも出てきて嬉しい♪久しぶりに会う他の営業所の人や本社の人ともたくさん話せて、そういう意味でも楽しい披露宴でした。
披露宴が終わったら、同僚に胴上げされる新郎の写真を撮って撤収。実家近くに住む元パートさんを送ってあげて、帰宅して洋服に着替えて準備したら、再びその人を迎えに行って街へ。二次会です。
普段はあまり会う機会がないよその営業所のパートさんも来てて、そっちも久しぶりに会えて楽しかったです。終わる直前にはお約束の 「ちゅーう!ちゅーう!」 のコールも起こり(笑)無事、ちゅーの瞬間もカメラに収めました(爆)
行ける人だけで三次会のカラオケへ。時間的にまだ大丈夫そうだったので、途中まで参加してきました。ここまで来ると人数も減ってきて、職場の人:新郎友人:新婦友人が4:4:2って感じ。知らない人の前で歌うのは苦手なので、もっぱら他のパートさんとおしゃべりしてたのですが…帰ろうとした時に、なんともインパクトの強い曲が(--;
10時半位になって、さすがにそろそろユウを迎えに行かないとまずいかな…と、来る時も乗せてきたパートさん共々先に失礼する事にしました。ちょうどその時、新婦のお友達の方が歌ってたので 「じゃぁこの歌が終わってから出ましょうか」 と相談して、終わったタイミングで席を立ち新婦に 「ごめんね、先に失礼するね」 と御挨拶。今日来れなかった人もいるので、その人も含めてまた食事でも行きたいね〜なんて言いつつ別れを惜しんでいたら、別のお友達が歌い始めてしまいました。
新婦の友達らしい人で、割と口数が少ない…というか、おとなしめに見えてた人だったので 「あ、この人も歌うんだ?」 と一瞬思ったのです。何気なくモニターを見たら知らないタイトルで…でも…なんだ?これ。なんかひっかかる。なんていうか、ぶっちゃけて言えば『タイトルが普通の曲っぽくない』の。
なんか気になる…と思っていたら、歌いだしの最初のフレーズが 「子作り、しましょ♪」 ですよ(笑)え!?何これ!?
会社の人達が『立候補!』って感じで 「はい!」 と手を上げたのが合いの手みたいにいいタイミングだったのもおかしかったんですが、その後に続く歌詞も 「お慕い申しております」 だの 「最強の子孫残すため」 だの 「アナタに捧げます、このみ・さ・お!」 だの(うろ覚えだけど)いやもうなんていうか、これ多分アニソンだよね!?(苦笑)
しかもその曲を、ウケ狙いって様子でもなくすんげぇ普通に歌うんですよ、その人が。気のせいじゃなければ、新郎友人達が軽く引いてた気がする(^^;
え〜と……別にいわゆるオタクや腐女子に偏見はないんだけど、知らない人もいる結婚式の三次会で歌うにはちょっと選曲ミスだったんじゃないかと(苦笑)ちなみに、あまりに気になったので帰ってから調べてみたら『すもももももも』というアニメの主題歌でした。なんとかという武道の跡継ぎの所に、同じ武道の分家みたいなとこのお嬢さんが 「より強い遺伝子と子孫を残すために、あなたと私で子供を作りましょう!」 と押しかけてくる、という話でした。(どんなんや)
披露宴も二次会も三次会も、とっても楽しかったです。新婦さんはもう退職しちゃってるんだけど新郎はまだ在職なので、会社のイベントの時とかには彼女も顔を出してくれそう。幸せになってねv
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