金色の夢を、ずっと見てる

2007年07月16日(月) じゃぁ新しい着物で行こう♪

昨日、なんだかんだの末にミヅキ・マキと約束したランチ。ユウを実家に預けて、マキの車で行ってきました。午前中は買い物に行ってたミヅキとはお店で現地集合。市街地からはちょっと離れたカフェでまったりしてきました。

話題の中心は、なかなか結婚の準備が進まないマキと彼氏。最初は「7月に」と言ってたのに、「8月になりそう」になり、今日聞いたら
「(彼が)結婚記念日を覚えられる自信がないから、自分の誕生日にしようって言ってるの〜。10月なんだけど、何曜日なのかな?」
とのんきな事を言ってました。ちなみに確認したら、彼の誕生日は金曜日。・・・・・・・ナイトウェディングにするか?


そこでもう1件、今月末に結婚するという中学時代の同級生の話題が出てきました。

うちら3人は小・中学校でいっしょだったので、その友人(仮にHちゃん)の事も知ってます。ミヅキは今でも仲良くしてて、招待されてると言ってたので、そういえば彼女も今月だって言ってなかったっけ?と私がミヅキに話を振ったのですが・・・・
「それがねぇ・・・」
とミヅキがなぜか顔を曇らせる。
「なんかいろいろ心配でさ〜・・・・当日2人を見るまでは安心できないって言うか、正直、こんなに心から祝福できない結婚式は初めてでさぁ」



おいおい、何があった?



ちょっと前にも、そこのカップルは仲人さんの都合で仮予約までした会場をキャンセルする羽目になったとか聞いてたので(詳しくはこの日の日記を参照の事)その時にも「大丈夫なのか?」と思った記憶はあるんだよね。しかし、今回聞いてみたら、それの軽〜く上を行く事態になっていました。


仲人さんはともかく、彼のご両親がかなり曲者らしい。

Hちゃんは、もともとは違う仕事をしてました。で、彼のおうちは自営業で、彼は1度も外に就職する事はなく家業を手伝ってきたらしいんだけど、彼女は結婚が決まって以降、自分の仕事が休みの日は手伝いに行ったりしてたらしいんです。で、最初は向こうのご両親も
「せっかくの休みの日に手伝いに来てたらきついでしょ〜。無理していつも来てくれなくてもいいのよ」
と言ってくれて、そのうち彼からも
「自分の仕事もあるのに、休みをつぶして来てくれなくていいよ?」
と言われたので、手伝いに行くのをやめたんだって。

そしたらある日、彼のご両親から言われたんだって。

「なんで最近全然手伝いに来ないの?どうせ結婚したらうちの仕事を一緒にやってもらうんだから、だったら今のうちから手伝ってよ。きついんだったら、今の仕事をもう辞めなさい。どうせ結婚したら辞めるんだから」



ひょぇ〜〜〜〜!!



・・・・ま、そこで素直に仕事を辞めたHちゃんもHちゃんなんだけど(--;


披露宴の費用を、人数割りにする事にしたんだそうです。でも新婦の衣装はお金がかかるから、その分はHちゃん側が支払うって約束にして。んで一応向こうのお母さんに
「衣装選び、一緒に行きますか?」
って声をかけたら
「いいわよー。自分達で好きなように選びなさい」
って言われて、じゃぁ遠慮なく〜とお店に行って白無垢とウェディングドレスとカクテルドレスを決めてきて報告したら
「なんで2回もお色直しするの?もったいないじゃない。白無垢だけでいいでしょ!?」
って言われたんだって。


・・・・・・好きにしろって言わなかった?(汗)

さすがにそこはHちゃんも
「はぁ!?なんで自分でお金出すのにそんな事言われなきゃいけないの?」
と思ったらしく、ちゃんと話し合って予定通り3着着る事に出来たらしいんだけど、これもひょぇ〜〜〜!だよね。

引き出物も、知らないうちに向こうのご両親に最低ランクの物に決定されてたようで、ミヅキが
「どうせその代金も人数割りで、Hの招待客の分はHが払うんでしょ?だったら、友達はともかく親戚ぐらいは少しランクを上げた方がいいんじゃない?包んできてくれる金額も違うんだし」
とアドバイスしたんだけど、Hちゃんが向こうのご両親にそう提案してみても
「どうせ引き出物なんてみんなたいして使いやしないんだから、なんでもいいのよ」
と聞く耳持たない状態で、全然取り合ってくれず。

しかも、そうやってケチっておいて、向こうのお父さんは自分用に、レンタルの中で一番高いモーニングを予約したらしい(苦笑)


式を前に、覚えやすいように七夕に入籍しようという話になり、彼と一緒に事前にご両親にそう報告したら
「なんでそんなに早く籍を入れるの!?式が終わってからでいいじゃない!」
って言われたんだって・・・はははは。

それにはHちゃんも気分を害したようで
「なんで入籍の日にまで口出されなきゃいけないの!?ご両親が“頼むから籍を入れてくれ”って言って来るまで入籍はしない!」
と彼氏に宣言してケンカになったらしい。


こんな状況でも、基本的に結婚に反対されてるわけではないんだって。ただ、口出しせずにはいられない人達みたいで・・・・彼も、たびたび親と揉めたりして、1度なんて
「俺達を結婚させたくないの!?」
とまで言ったほど、ちゃんとHちゃんの味方になろうとしてくれてるみたいなんだけど・・・・・厄介だな、その両親。

彼自身は(ミヅキもまだ会った事はないらしいけど)すごくいい人で、Hちゃんの家族も気に入ってくれてるんだって。Hちゃんも、彼の事は本当に好き。ただ、彼のご両親が面倒くさい。

でもね〜・・・・・


私とミヅキは既婚だからわかる。マキも、まだ独身だけど、彼の母親が原因で破談になったという経験があるからわかる。



結婚って、お互いが好きならそれでいいってもんじゃないよ、やっぱり。


どんなに古臭い考え方だと言われても、もうそんな時代じゃないと言われても、結婚するって事はどうしたってそこにお互いの親とか家族ってものが着いて来る。結婚して新しい家族を作るんだけど、それで今までの家族と縁が切れるってわけじゃないじゃん。


ぶっちゃけ、Hちゃんが『彼の事を好きだから頑張れる』って思ってたとしても、その『好きだから』というエネルギー源には限界がある。しかも同居。しかも自営業。彼は
「結婚して、あんまりうるさいようだったら家を出ても良いし」
と言ってくれてるそうだけど、その彼は今まで1度も家以外の所で働いた事がないんだよ?しかも、家業を手伝ってるのに、なんと彼にはお給料ってものがないんだって。え?じゃぁ買いたい物がある時はどうするの?ってか、今までHちゃんとのデート代とかどうしてたの?


傍観者の立場から言わせてもらうなら
「なんでそんな苦労するってわかってるのに結婚するの?」
って感じだ。


ミヅキも同じ気持ちでいるようで
「スピーチも頼まれてるんだけどさ〜、こんなに祝福できない気分でいるのに何を言えばいいのかわかんないよ〜。だからって無責任に“やめろやめろ”って言うわけにもいかないし」
と頭を抱えてました。



ちょっと笑えたのは、ミヅキとマキの変換間違いですかね。

お母さんよりもむしろ向こうのお父さんが厄介なんだよね・・・・とミヅキが言った時に、マキが
「あ〜それは面倒だと思うよ?自営で、しかもその土地でずっとやって来たんなら、もう完全にそのお父さんが長(ちょう)なんでしょ?それは思いっきり俺様ルールっていうか、彼氏もなんだかんだ言って逆らえないんじゃないの?」
って言ったんですね。そしたら、それを受けてミヅキがなんだか変な顔をしている。


「・・・・?いや、長男かどうかは知らないけど・・・・・?」
「へ?」
「?」


・・・・・・あの・・・・

私が
「マキは“長(ちょう)なんでしょ?”って言ったのを、ミヅキが“長男でしょ?”と変換間違いしてる」
とボソッと呟いて、ようやく2人とも状況が飲み込めて大爆笑。
『長(ちょう)なんでしょ?』
『長男でしょ?』
確かに、発音だけ聞いたら一緒なんだもん(^^; なんかもうね、2人の顔の前に吹き出しみたいに言葉が見えた気がしました(笑)


でも結局は、本人が迷いつつももう結婚するって決めて、もう披露宴の2週間前まで来ちゃってるわけですよ。まぁまだ間に合わなくもないけど(苦笑)ここまで来たらこっちも腹をくくるしかないっつーかね。結婚後に何かあってHちゃんが限界が来た時に、だから言ったのに・・・と思いつつ
「まぁ結婚前からいやな予感はしてたよ。うんうん、良く頑張ったよね」
と慰めてやる覚悟をしておくしかないというか。


おいしいランチを食べつつ2時間ほどおしゃべりして、現地で解散。ミヅキはそのまま家に帰り、私とマキはちょっと街へ。マキが家族の顔合わせに使おうと思ってるホテル内の和食屋さんにメニューと料金表をもらいに行き、ついでに私は次郎君に頼まれてた知り合い(次郎君が昔勤めてた会社の社長の息子さん)のための出産祝いを買いに寄らせてもらって、最後にユウを預かってもらった実家へのお土産にケーキを買って街を後にしました。


本当はついでにちょっとバーゲンなんかも見たかったんだけど、あまりにもユウを預けっぱなしなのもね・・・(^^; ちょっと気が咎めたので。


なんのかんのと話が逸れましたが、マキの結婚はどうやら秋〜冬ぐらいになりそうですね。本人は10月とか言ってたけど、考えてみたら10月ぐらいってちょうど結婚式が多くなってくる頃。今の時点で
「○日って何曜日?」
とか言ってたらもう会場が空いてない可能性がある(苦笑)まぁその時期だったら、気兼ねせず着物を着て行けるので(真夏だったら無理だよな〜と密かにちょっと残念だったので)私的にはラッキー(笑)


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咲良 [MAIL]

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