金色の夢を、ずっと見てる

2005年11月30日(水) 恋愛遍歴(後書き・・・のようなもの))

結局、足掛け7回にも渡ってしまった『恋愛遍歴』シリーズ。毎回お付き合い頂いた読者さま、ありがとうございました。最後に、ちょっと補足をして終りにしたいと思います。


まず、最後に登場した『山下さん』。不倫の彼と別れるきっかけを与えてくれた彼は・・・・・お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、次郎君の事です。今の私の旦那さま。

最初はお互いに
「いい感じだから付き合ってみたい」
というなんとも気軽な感じで始まった私達ですが(もっとも、私にとってはそれが不倫を断ち切るきっかけになったわけですから、決して軽い決断ではありませんでしたが)、なんだかんだとありつつも順調に続き、交際4年目にはなんと結婚にまで至りました。自分が一番驚きました(笑)


ちなみに、もちろん次郎君は『自分の前の彼氏が妻子持ちだった』なんて事は知りません。この事実だけは墓場まで持って行くつもりです。


付き合ってる人がいると知りながらアプローチしてくれた次郎君に、本当に感謝しています。あの事がなかったら、私はいつまでも直行さんとの関係を断ち切る事ができず、いつかはもっと辛い思いをするはめになっていた事でしょう。



付き合い始めてみた次郎君は意外と放任主義というか(苦笑)忙しくてなかなか会えないしメールしても返事は来ないし電話も週に1回ぐらいだし、と結構寂しい思いもさせられました。それを考えると、最初の頃はあれで意外と頑張ってくれてたんだなーと。時々だったけどメールに返事をくれたり、電話も最初の内は週に2〜3回はかかってきてましたしね。バイトの後の深夜ドライブなんて、私は休前日だったからよかったけど、次郎君は曜日なんて関係ない仕事です。翌日朝から仕事なのに、午前1時にバイトが終わってから私のために時間を割いてくれてたわけですよ。

今になって思えば、彼なりに私の気を引こうと一生懸命だったのかな、とも思えてなんか微笑ましいです(笑)



一方、登場してない人も何人かいます。村木さんと直行さん、2人の人と立て続けに不倫していた約2年の間に、他にもいくつか出会いと呼べるものもありました。職場の人の紹介だったり友達が誘ってくれたコンパだったり。

でもどれも、何回か2人でデートみたいな事もしてみたけどお互いそれ以上の気持ちになれなかった・・・とか、私はかなり好意を持ったんだけど相手がその気になってくれなかった・・・など、なかなかうまくは行かず。『恋愛』と言えるまでに育たなかったいくつかの出来事は省きました。

書いても良かったんだけど、そうすると村木さん・直行さんとの話しの中に違う人のエピソードが割り込む形になるので、読む方が混乱するかなぁと思いまして。



今では、自分が付き合ってきた人達の中でその後の消息が判る人は1人もいません。ただ後日談として、高校時代に1ヶ月だけ付き合った人は、その2年後に友達が偶然バーで会ったのだそうです。私にその人を紹介した張本人ですからもちろんお互いに覚えていて
「あ、久しぶり」
なんて感じに挨拶も交わしたそうですが、その時に
「咲良ちゃんって今彼氏いるのかな?俺、もう1回アタックしてみようかと思うんだけど」
と言われたらしく
「ビックリしたよー!!もう2年も経つのに何言ってんの!?って感じで。とりあえず“いやー今はラブラブな彼氏がいるみたいだからやめときなよ”って言っといたけど、良かったよね!?」
と興奮した電話がかかってきました(苦笑)

大学時代の彼・健太郎君については、携帯の番号は知ってるのですがもう何年もかけてないので通じるかどうかわかりません。最初はメルアドも知ってたのですが、ちょっとした用事で久しぶりにメールを送ったらエラーが出た事があって。あぁ彼はアドレスを変えた時に私には知らせようと思わなかったんだな・・・と思うと、彼の中での自分の存在の軽さを感じてしまいそれっきりになっています。共通の友人がいてその人は健太郎君の携帯アドレスを知ってるそうなので聞けば判るのでしょうが、そこまでしなくてもいいか、と。元気でいてくれるといいなぁと思っています。

谷中さん・村木さんについてはまったく判りません。谷中さんに関しては知りたいとも思わないし、村木さんは・・・・奥さんと仲良くやってくれてるといいなぁ。うん。2人目とかできたのかな?

直行さんは、実は何度かメールが来ました。最初こそ
「もう新しい彼氏がいるからメールとかしないで」
と返信しましたが、その後のメールは返事に困る内容だったのもあるし、私はまったく連絡を取りたい気分ではなかったので黙殺しました。1年ほど前にまた来た時に
「いい加減にして。私の電話番号もアドレスも、今すぐ削除して下さい」
と返したっきりです。

外見も悪くないしマメだし、家族(というか奥様)に対して常に不満を抱えてるような人だったので、なんだかんだ言いつつまた新しい“彼女”とか作っちゃってるんじゃないかなぁ・・・とちょっと思います。でもその奥さんと結婚する事になったのは結局は自分のせいというか身から出たサビというか、浮気相手なのにちゃんと避妊をしなかった直行さん自身が原因ですから、ここは開き直って(諦めて?)奥さんを大事にしてあげてほしいですよ、うん。←私が言う事じゃないけど。


次郎君との恋愛は・・・・この日記を最初から読んでいただければ(笑) 不安になった事もたくさんあったけど、付き合うほどに好きになったし、あの時の選択は間違ってなかったなぁと思っています。少なくとも、今は幸せです。これからもっと幸せになれるかどうかは、自分達次第ですからね。



最初は、
「私の恋愛歴とか読んでおもしろいのかな〜」
なんて思ってましたが、むしろ読む人のためというより自分のために書いたような感じです。読んで欲しかったというより、書き留めておきたかった。1つ1つ過去を思い出す作業は、予想以上に大変でした。頭の中で下書きをしながら泣いてしまった事もあります(苦笑)

特に、次郎君を選んだあたりの話しは・・・・・我ながら、なんて打算的な女なんだと複雑な気持ちにもなりましたが、それが本当の事だったんだから仕方ありません。でもそういう過去があって今の私がいるわけですから。辛かった事も楽しかった事も、腹が立った事も幸せだった事も、全部私ですから。


毎回根気強く読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。次回からはまた通常の日記に戻りますので、改めてよろしくお願いします。では。


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咲良 [MAIL]

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