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■ 年下の人
ここのとこ、地区の行事でいろんな人に会った。
近所のお兄ちゃん、近所の後輩とかだけど。
とは言っても、子どもの頃と違って、もう年齢差なんて、ほとんどわからない。
しっかりしてる人、甘えてる人、年齢じゃなく性格で決まる。
ずっと年上の、彼と同じ年代の人も、年下の人もいるけど、
久し振りに、年下の人と話をした。
がんばってる姿って言うのは、けっこうずるい。
なんかこう、フィルターがかかって見える。
その姿の後の何でもないひとことで、急にかっこよく見えたりするのは不思議だ。
そう、そもそも私は惚れっぽいし。
それでも、やっぱり彼が好きなんだろう。彼に会いたくなる。
他の人をみると、余計に会いたくなる。
会いたくなるけど、その分、別れたい気持ちも強くなる。
なんで、こんなにたくさん、苦労せずに付き合える人がいるのに、
わざわざ彼と付き合うんだろう。
なんで、彼じゃなきゃいけないんだろう？
そんなの、やめたい。
やめたい。
やめたいと思うから、他の人と付き合う夢をみたりして。
けど、彼と話をしたら、会いたくなったりして。
結局私は、自分からは何も出来なくて、誰かにひっぱりあげてもらいたいと思ってる。
誰かに、強引に連れ出してもらいたいと思ってる。
理由も、きっかけもなく、彼から離れられないって、あきらめてる。
…たぶん、ほんとうに離れられないだろうと思う。
自分は、年上の人としか付き合えないと思ったけれど、
意外に年下の人もいいのかもしれない。
年上の人は、彼を連想する。
彼以上の人に、会える自信がない。
いっそ、全く違う人となら、彼を諦められるのかな、と。
2002年09月16日(月)
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