+++恋の味+++



 期限。

昨日からの続きです。

さて『結婚時期』まで、あと2年と半年ほど。
と、予言してもらったわたし。
まだ見ぬダンナサマとはあと2年ほどで出会うはず。



…うぅむ。本当なんだろうか?
信じているんですけど、
でもちょっと信じたくないような。


『彼と結婚なんて絶対しない!』
そう思ってはいても、
心の底で、ちょこっと期待したい自分もいるような…。

だって、人生何があるかわかりませんから。


けど、予言は信じてるのよね、わたし。



なので、ちょっと期限をつけてみようかな。
なんて思います。

ちょこっと、焦ったような気持ちもあるのです。

ある人は、
転勤で移動になればお別れ」だったり、
子どもが生まれたらお別れ」だったり、
「わたしが結婚したらお別れ」だったり。

…わたしには、そういう「時期」がない。

なんでもない時をその「時期」に出来る、
そんな勇気もない。

彼には、もう子どもは生まれているし、
わたしにも彼にも、多分転勤はないでしょう。
わたしは彼としか付き合っていないので、
結婚したら終わりってのも難しい。
かと言って、高校生のときのように、
自分が相手を好きかどうかもわからない、
けれど相手は好きでいてくれる人、
そんな人と付き合うのはもう嫌だ。

このまま、彼とずっと付き合うことは、
できないんです。

彼に子どもがいる限り、
彼が子どものいる家庭を守りたいと思う限り、
彼と奥さんで子どもを育てていく限り。

わたしが彼に、
家庭を捨てないで欲しいと思う限り。



だから、期限をつけようと思います。
ちょっと長い期限ですが、
それより先にそのが時がきたら、
すぐにでもきちんと別れたいとは思いますが。


あと、2年。


来年のお正月がきて、
再来年のお正月がきて、
それでも別れていなかったら、
別れよう。

ふゆには、
誕生日があって、
クリスマスがあって、
バレンタインがあって、
ホワイトデーがあって。

楽しいことがいっぱいあるね。


あと2年。
ずいぶん長い。
けど、短い。

それまで、彼のことを好きでいるのかな?
彼はわたしのこと、好きでいるのかな?

彼は、奥さんともう一度仲良くなれるのかな?


彼の家庭が、そのとき幸せならいい。
彼がわたしに逃げなくてもいられるように。
そしたら、笑って別れられるかな?

2002年02月01日(金)
初日 最新 目次 MAIL