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■ ++今のわたし++ 2
きっとわたしは 『彼を好きな自分の気持ち』に依存している。 『好きな気持ちには勝てない』と思っている。
確かに、そうなんだけど。
でもやっぱり、それだけじゃない。
わたしが好きなだけじゃなく、彼が好きでいてくれる。 少し不安定な彼の、支えになれる。
わたしが好きなだけなら、諦めもつくと思う。 彼にとって、わたしが『片隅』の存在なら。
でも、わたしたちはそうじゃないんだよ。 不倫ていう形の上で、多分、一番性質が悪い。 けど、家庭を壊したいわけじゃない。
家族にだって幸せでいて欲しい。
けど、彼にも幸せでいて欲しい。
彼の幸せはどこにあるんだろう? それを考えると、離れられないと思う。 少なくとも今は。
浮気をしていなくたって、 見た目は幸せそうな家族でも、 見えない亀裂がある。
彼は今、亀裂を抱えている。
その亀裂はこれからどうなるかわからない。 そのままかもしれないし、 埋められる穴なのかもしれない。 そのままで見ないふりして慣れていくのかも。
『大切な時期なら離れるべき』とは思えない。 彼の不安を一緒に抱えられるのは、わたし。 彼が、あまりに不安定に見えるから。 彼が、安心して眠れる場所になりたい。
わたしは恋人のようでなくてもいい。 彼のお母さんのようになりたい。
夫婦の間の亀裂より、 彼の中にある亀裂を治してあげたい。 亀裂のあるままの彼では、 家族との亀裂を埋めたとしても、 彼の亀裂が深くなるばかりだと思う。
言葉にしていくと、すごく偽善ぽい。 言い訳しているみたい。 確かに、言い訳のような部分はあるのだけど、 これも本当の気持ち。
誰よりも彼に幸せであって欲しい。 彼の奥さんより、子どもより、 そしてわたしよりも。
2002年01月19日(土)
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