+++恋の味+++



 占い ++今日は悪い日++

うーん、やっとで仕事も終わり。
さあ、帰るぞ!!

伸びをしながら会社を出て、駐車場へ。
車のドアを開けようとしたけれど、全然開かない。
思いっきり、引いても、押しても、びくともしない。

凍ってるのかな?

寒い冬の日には、
ドアが凍って開かないのもよくあること。
こんなときの対処法、最も古典的な・・・
とりあえず、お湯をかけてみました。

でも、開かない。

なんで、こんなに固いのよ!

怒りながら、ドアを開けようとしても
やっぱり開かない。
後ろのドア? なんて言うんでしょう?
かろうじて開いたそこから、車内に入って暖気。
とりあえずエンジンかけて、
寒い車の中にいるのは忍びないので、
会社にもどってちょっと待機。

数分でまた車の元へ。
でもね・・・

まだ、ドアが開かないの。
なんで!!!
どうしてよ!!!!!

しょうがないからさっきと同じく、
後ろのドアから入ろうとする。
けど、・・・あ、鍵、車の中だ・・・(;_;
開かないじゃん・・・


!!!!!
あ!!!
ひょっとして・・・
鍵、締まってる!?!

そこで初めて気がついた。

締まっていました、鍵が。
バッチリ、全部のドア、締まっていました。

でも、今は暖気中。
つまり、鍵は車の中。

今の時間?
深夜の12時過ぎですよ。
ちょっと呼んでも鍵屋さんは来ない時間。




あぁぁぁぁぁぁぁ
やっちまったあぁぁぁぁぁ
(;_;


いくら悔やんでももう遅い。
鍵は車の中、しかもエンジンかかってる。
困った、困り果てた。

どうすりゃいいの・・・



そこでもハタと気がついた。

こういう時の為にJAFがあるんじゃん!

幸いわたしは、JAFの会員。
今までは「必要ないもんっ!」て、
会員にはなってなかったのだけど、
あることがあって、念のために今年の秋会員になった。

さっそく電話。
電話帳を見てやっと見つけたJAFに電話。
あぁ・・・これで帰れるかも・・・。
「15〜20分程でそちらに行きます」
そう言ったお兄さんの声は、天の声のようでした。


さて、待つこと20分。
まだ、来ない。
駐車場をうろうろしながら、30分。
まだ、来ない。
いいかげんに来てくれよ・・・祈りながら、40分。
そろそろ、エンジンかけてから1時間かも・・・?

そのとき、お兄さんは現れた。
その人の車は間違いなく、JAF。

あぁ、良かった。これで帰れる・・・
多分、きっと帰れるはず。

「ここにお名前と、ここにサインお願いします」

JAFのお兄さんはおもむろに伝票を取り出し
わたしにサインを書かせる。
言われるがままに書くわたし。

しかし・・・
まだ、鍵開いてないのに、サインできないじゃん・・・

そう思っている間に、お兄さんは
鍵をあけてしまいました。
まじまじと見ている暇もありません。
1分もかかっていないかも・・・。

すげーよ、JAF。
わたしは、何もできずに
ここに1時間立ち尽くしてたのに、
1分もしない間にもうできたの?

しかも、伝票には、
基本料金  8000円
作業料金  3200円
合  計 11200円

たかっ・・・
でも、呼ばなきゃ、もっと困るし、
きっともっと高い。

そして、その下に、
会員割引料金 11200円

要するに、タダ。無料。

そうよね、会員無料をうたっているものね。
けど、11200円・・・。
それが無料?
いいのか???
思わず、申し訳なさを覚えました。

そして、無事帰宅できたわけです。

そういえば、今日の占い・・・「悪い日」だったなぁ。
なんてこと、思い出しながら。

JAFの年会費・・・いくらだったかな。
よく覚えてないけれど・・・
でも、11200円よりは安かった気がする。
これで、会費のモトは取ったかなぁ・・・?


2002年01月12日(土)
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