イージョー☆ライダー日記
INDEXヘタレな過去前途多難な未来


2004年07月09日(金) 失敗メモ・その1

免許が取れて、嬉しくて嬉しくて嬉しくて嬉しくて(エンドレス)、少しでも時間を見つけて、毎日バイクに乗っているワタシ。
ホントに「ちょっと」しか乗れないときもあるんですが。
そんなときは「なんかさびしいなあ。セコイしー」と嘆きつつも、ホンダヤマハのビーノが出たときのキャッチコピー、

「家から5キロの大冒険」

を思い出して、なんだか勇気づけられたりして。

そうなんですよ。
今のワタシには、5キロだって、大冒険なんです。

例えちょっとしか乗れなかろうと、ちゃんと毎日小さな「ぎゃっ」ということがあって、そのたびに「日記のネタができた」とほくそ笑むのですが、そんな、素人ライダーのどーでもいー失敗を書きつづる時間がとれなくてですね。

でも、あとで、もっと上達したころに。

「あははははは。こんなへたっちいだったのか。あはははははは」

と、今の自分を笑い飛ばしてみたい。(自虐的な夢)

そんな小さな夢にむかって、左手親指の痛みと戦いながら(アホです)、じょりぃは日々、ちまちまと走り続けているわけです。

というわけで、本来ならそれぞれの項目で一日分使って書きたいことを、メモ書き程度にここに記しておきます。
今までの失敗の数々を。



その1-----------「バイクは足で漕げ」

右折でコンビニに入ろうと、停止して待っていたじょりぃ。
あ。流れがとぎれた。

一速でちょっと加速後、二速へ。
なつもりが、軽やかにニュートラルへ。

ひい。
止まったらどうしよう。
車来てるし。

焦ったワタシは、両足で漕いで道を渡りました。


とってっ とってっ とってっ とってっ とってっ とってっ


ヘタクソなので、ヘタクソだからこそ、身支度は万全。
でかいジェットのヘルメットに、皮&メッシュのグローブ、そして、プロテクター入りのメッシュジャケットにライダーブーツ(ショートですが)。
バイクは白馬のような、ピッカピカのレトロテイスト。
カッコイイ!

というライダーが、足でバイクを漕ぐ姿。

お昼で混んでいたコンビニの駐車場。
自意識過剰でなく、視線を感じました。




その2-----------「初ゴケ(小規模)」

簡易ガレージからバイクを出すじょりぃ。
えっほ えっほ えっほ えっほ

ふう。

出発なのだ。
良い天気なのだ。
暑いのだーーー。

ギヤを一速に入れて。
ハンドルは気持ち右を向いておりました。

れっつごう。


ぷっすん
がっくん
きゃあ


エンストです。

なんで?
と思う間もなく、バイクは右に倒れました。

が。
倒せば傷がつきます。
ワタシのかわいいホワイトホース・エストレヤちゃんが、傷物になるなんて耐えられません。

ひしっ。

倒れる寸前で、全身の力を込め、バイクを支えるじょりぃ。
教習所のバイクなら、確実に倒れてます。巻き込まれながら。

そのまま、そおっと、そおっと、地面にバイクを置きました。

ふう。

エストレヤって軽いんだなあ。
よかった。
左腰の筋が痛いけど、膝ごとゆっくり曲げていったから、腰に負担はこなそうです。

さあて。
初のエストレヤ起こしですよ奥さん。

まずはサイドスタンドを立てて。

いよいっ   しょっとっ


あら。

やった! 起こせましたよ! 嬉しい! 初めて!

コケたのに、にこにこにこにこ。

良い経験でした。
傷は、右のミラーに、アスファルトの後がちょびっとつきましたが、メッキもはげてません。
ほっ。




その3-----------「そんなとこまで気をつけてなかったよ」

バイクを買った整備屋の先にあるダムまで、ひとりで流してみよう!と張り切るじょりぃ。
ちょっと時間ができたのです。

ぶろろろろろろろろろろろろ

良い感じです。
いっぱしのライダーみたいです。

しばらく走って。
もうすぐダムだ。 やったねワタシ☆
なーんて思った頃。

ばしんっ

と、右足首に何かとびきり熱い物が当たったような刺さったような痛みが。

いってえええええええええええすごい痛いいいいいいいいいていうか熱い!

マフラーに触ったのかな? いや、触ってないよな。
てことは、何か焼けた部品が吹っ飛んで、足に当たったか刺さったかしたのかしら。

バイクが分解でもしたら大変(大袈裟)と思い、とりあえず路肩に停車したじょりぃ。

しかしバイクを見る前に。(見たってわかんないし)

この痛み。
覚えがあるようなないような・・・・。

おそるおそるジーンズの裾を上げてみると。

ぎゃああああああ、でっかい黒いハチがあああああ、ワタシの足に!

ハチの形状を記憶してから、ジーンズの裾を振って、ハチを撃退。
す、す、スズメバチじゃなかったよね?
黒いだけで黄色はなかったよね?
不安でいっぱいになりながら足を確認。

腫れてるし。

どうしよう。
ワタシ、死ぬの? あれ、なんてハチ?
ていうか、すんごい痛いです。

毒のあるハチだったらどうしようと思い、刺し口を絞ってみましたが、効果なし。
(あとでなっちゃんに「ハチに刺されたら絞っちゃダメなんだよ」と注意を受けました)

とりあえず引き返そう。

Uターンしようとバイクを発進させようとしましたら。

痛いところを絞ったりしたせいで、思いの外痛みが増しておりまして。
これ、右足使って帰れるかしら。

バイクを走らせながら「スズメバチではなかったように見えたけど、スズメバチだったらどうしよう」と不安になるじょりぃ。
しかし、ここで運転が不安定になっていることに気づき、少し気持ちを落ち着かせます。

ここからだとりっちゃんちが比較的近い。
とりあえず、りっちゃんちに寄らせてもらおうっと。

あれ?

なんか、右足首から下が痺れてます。
マジ?
怖い!
神経系の毒を持っているハチだったのかしら。
バイク運転してて大丈夫なのかな。

またちょっと走って、右足指を動かしてみると。
さっきよりも動きます。
気のせいだったのかな。

でもとにかく。

ここでバッタリ倒れたりしたら、死因がわからなくてみんなを困らせてしまいます。
今、この状況を誰かに伝えておいたほうがいいかも。

自販機の前にバイクを停めまして。

考えてみたら、りっちゃんちに行ったところで、消毒して絆創膏貼るくらいしかできません。
ここはやはり、頼りになるなっちゃんに電話をして、状況を伝えておこう。
ついでにネットでハチに刺された場合の対処法を調べて教えて貰おう。

なんて考えながらヘルメット脱いだりしておりましたら。

あれ?
あんまり痛くなくなってる?

足を動かしてみて。
少し歩いてみて。

なんだ。
大丈夫じゃん。
誰よ、騒いだの。

ということで、やっと安心して帰路へ。

さんざん自分の中だけで大騒ぎして、家に着いた頃にはすっかり腫れもひいておりましたとさ。
慌てふためいちゃって、ホントみっともないわ、ワタシ。

でもですね。
ワタシったらこれでけっこう用心深いので(おまけにヘタクソだし)、様々な危険を予測して走ってはいるのですが。

「ハチに刺されるかもしれない」という危険予測はたてておりませんでした。
反省しました。
次からは「牛の尻にバイクが突っ込んでしまったらどうしよう」くらいの大胆な危険予測も視野にいれておきたいと思います。

ちなみに。
ワタシを刺したハチ。 たぶんコレです。



その4-----------「スタンドは足に乗せるな」

なっちゃんがお休みの日、なっちゃんの家までバイクでおでかけ。
30分ほどかかるので、往復1時間、途中にも様々な道を通れるので、練習にちょうどよかったのです。

この日はなっちゃんの夫・のっぽ君はお仕事の日だったので、「一緒にお昼でも食べようか」ということになり、なっちゃんの車で出かけることに。
ちょっと傾斜のあるなっちゃんちの駐車スペースにバイクを置かせてもらうにあたって、「ここはやっぱ、メインスタンド立てて、安心してでかけようぢゃないか」と張り切るじょりぃ。

メインスタンドを立てる前に。
ちょっと不安だったので、サイドスタンドも出しておきました。

で、メインスタンド。

んしょっ。

わっ。

なぜか、向こう側に倒れようとしています、バイク。
バイクが傾いた状態で、動作を行ってしまったようです。

倒すわけにはいきません。
バイクに傷がつくのも困りますが、今まさに倒れようとしている先には、なっちゃんの車が。
人様のものをキズモノにするわけにはいきません。

無我夢中。

バイクを手前に引き寄せました。

あ、戻った。 ほっ。


ぎゃっ。  いってえええええええええ。


足元を見ると、右足親指の付け根に、サイドスタンドが乗っておりました。

「足の甲って弱いんだよーー。 大丈夫? 骨、折れてない?」 なっちゃん、心配そうです。
「へーき」<ただでさえカッコ悪いのに、これ以上カッコ悪いところを見せたくなくて強がるじょりぃ。

しばらく痛くて、一時的に足がつけないほど痛かったのでちょっと心配したのですが。

ごはんを食べ終わる頃にはちいっとも痛くなくなっておりました。

めでたしめでたし。

右足親指の付け根に、まあるくできたアザが、じょりぃのマヌケさをあざ笑っております。ふ。


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