イージョー☆ライダー日記
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2004年06月18日(金) 教習14・15・16時間目〜検定コース予習〜

ええと、今日、これを書いている日付って、実は7月3日だったりします。
なんだかばたばたとあわただしくてですね。
ためちゃいました。
もう、あいだに起こったことはすべてはしょってしまいたい気分でいっぱいのじょりぃですが、これから「二輪免許取りたい!」というかたのためにも・・ということもちょっぴりあって始めたこの教習日記でございます。
なんとかきちんとお伝えしたい。

しかし、もはやあまり覚えていない。

というわけで、すんごい勢いで、省略しながら教習日記を進めさせていただきます。


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前回の教習で、急制動に不安が残った意気地なしじょりぃでございますが。
今日は前回とはまた違う教官。
語り口のやさしさから、うっかり気を抜くときびしい叱責が飛んでくる、油断のならない教官でありますが。
基本的にこちらの教官は、みなさん熱心でやさしいので、まあ、誰が当たってもそう不安にはならないんですけどね。

で「急制動、どうだった?」と問われ「成功率2割5分だと言われました」と正直に伝えるじょりぃ。
実は「ばっちりです☆」とウソつこうかなと一瞬思ったりもしたんですが、こんなもんウソついたところで、結局自分に跳ね返ってくることくらいはワタシにもわかったりします。

「2割5分ー? 特訓ね」

ひいいいん。


で、慣らし運転をしたあと、さっそく急制動。

ぶぼおおおおおおおおおお--40km---ききいいいいい。


あら。

うまくいった感じ?


「できてるじゃん」 と教官。
「本当ですね」
「もう1回やって」

ぶぼおおおおおおおおおお--40km---ききいいいいい。

「できてるじゃん。なーんだ」

なにが残念なんでしょう教官。

でも、ワタシも怖くなくなりました、急制動。
調子づいてききいいききいいやってましたら

「それ以上ブレーキ強くすると、フロントロックするよ! 気をつけてね」

注意が。

何しろ適性検査で「調子に乗りやすい」とでているワタシですから。
気をつけます。はい。


で、本日のワタシ。

コンディションがいまいち。

まず、寝不足で、バランスが崩れがち。
どうして寝不足すると、覿面にバランス感覚に響くのでしょうね。
物も落としやすくなったりしませんか?

そして。
これが一番の懸案事項なんですが。

前回の日記にも書きましたが、左手親指の関節痛が、半端じゃなく痛いんですわ。
もはや膝の痛みなど「は?」て感じなじょりぃですが、こちらは痛い。

なわけで、なんだか気持ちよたよたしながら教習を受けておりましたら。


なぜかなんでもないUターンでバランスを崩しまして。
「あ!」と思ったときには

がしゃん。



「!!!!逃げるの早!!!」

教官、ワタシの逃げ足の早さにびっくり。
バイク、ひとりぼっちで転がっております。

ワタシもびっくりしました。
教官はバイクに乗らずに少し離れたところからワタシの急制動を眺めていたんですが、バイクが「がしゃん」と音を立てたときには、ワタシ、教官の隣に。
瞬間移動。
ワタシは009です。(マイナーですね)


転んでしまったら、とたんに急制動がヘタクソに。
40kmでつっこんでこられなくなりまして。

「だめだよー」と教官。
「転んだら怖くなってしまいました」かわいこぶってみるも、不発。


で、急制動はもう大丈夫でしょうということになり、検定用の2コースの練習に。
なんでも、検定当日まで、この2コースのうちのどちらになるのかわからないそうなんですよ奥さん。
だから両方覚えなければいけないんですが。


でも大丈夫。
ワタシはもう、2コースともばっちり覚えてあります。
図で渡されるので、覚えやすいのですよね。自分で書き写すし。
ワタシの場合、道順としてでなく、図面ごと映像として覚えてしまいます。
一応、おおざっぱな順番も頭にいれますが。
それも最初と最後だけ。どっちがAコースでどっちがBコースだか、自分の中で区別するだけのためでございます。

文字で渡されたら絶対覚えられないことでしょう。
記憶力のなさには自信がありますから。えっへん。


練習。

くるくるくるくるぶぶーーーー。

細かいチェックが教官から入ります。
ふむふむなるほど、と思いつつ、このころになってくると「バイクって楽しいな」なんてこともちらっと思えるように。


「じゃ、もう一回、今のコース回ってもらおうかな。その、バイクが並んでるあいだの道を通って、道路にでてみて」


え。

せ、せまい。


けど、行かなきゃ。


ぶうううううううん



一時停止で停まったら。


寝不足のバランス欠如発動。


ぐら。



ふんっっっっ。


左足でなんとか支えましたが、けっこう遠い位置に足を着いた上に、足が伸びきっております。
このままでは、倒れるのは時間の問題。


が、しかし。


突っ張ったワタシの左肘には、駐車中のバイクのハンドルがかすっております。
そう。
これから倒れようとしている左側には、バイクがびっしり並んで置いてあります。
このまま倒れたら、ワタシは置いてあるバイクと自分のバイクに挟まれる形で転倒するでしょう。
しかも、すっかり挟まる感じでなく、頭だけ変な角度でぐきっと挟まりそうな、ビミョーな間隔。


い、痛そう。


教官が自分のバイクから降りて駆け寄りながら「がんばって!」と。


がんばりたいけど。
無理かも。
ていうか、無理よこれ。


じょりぃの数少ない「実生活に役立つ長所」として、「緊急時にパニクらない」というものがあります。
アドレナリンは一気に放出されるんですけどね。
どうも、アドレナリンの量と反比例するみたいです、パニクりが。


というわけで、少しずつ沈んでいくバイクを支えながら、じょりぃ、ひたすら思案。
このままでは倒れる。
倒れればバイクに挟まれる。

重い。
そろそろ限界か?
教官、早くなんとかして。


左肘にハンドルが当たっているバイクが、並んでいるバイクの先頭です。
ということは、このバイクさえよけられれば、最悪の事態はさけられます。

転びながら、このバイクのハンドル下をすり抜けよう。

と決意。
うまくいくかな。
ていうか、もう転ぶからそうするしかないみたい。
後ろからも前からもバイクや車こないよね?よし。

えい。


ひょいん ごろん(ワタシ、半身に一回転) がしゃーん


逃げる時間を稼ぐため、ぎりぎりまでハンドル握っていたせいで、最後に「ぼおおううん!」とすごいふかしをしちまいましたが。


無事脱出。


「・・大丈夫? ホントに逃げるのうまいね・・」と教官。
(ほめられるの、こんなのばっか)

が、自分のバイクが倒れ込んだときに、最後にすり抜けた右足膝上に左ハンドルが強打。
痛いですけど、これくらいで済んで良かった。

寝不足時はバイクの運転は控えましょう。
ということを身をもって学べました。


今日は2度も転べて、大変有意義でした。
ろくに転ばないまま教習が終わるのも怖いな、と思っていたもので。
守ってくれる人がいるところで転べる幸せ。教習所ってステキ。


家に帰ってきて、腫れあがった膝上をきょんに得意そうに見せましたら

「あと5mmずれてれば骨じゃん。・・・・よかったね」と。

ホントだ!
あやうく膝の皿に倒れたバイクの重さがかかったハンドルがぶつかるところでした。

・・・ふつうに転んでいた方が、ダメージ少なかったのかしらもしかして。

皿は我々カッパにとって、大事な大事な器官ですからね。
割れちゃったら大変です。
無事で良かった。



明日は二段階のみきわめです。
「今日の調子でやってれば全然問題ないよ。あ、一本橋、絶対落ちないでね」と、教官のお言葉。


そう。
まだ一本橋が不安定なワタシ。


明日、大丈夫かしら。


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