イージョー☆ライダー日記
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痛いっ。
筋肉が。 筋肉痛なんて生やさしい言葉では、じょりぃ許したくありません。
体勢を変えるたびに、尻とか腿とかふくらはぎの筋肉がつります。 びぎ てな感じで、身動きできず。
考えてみれば、ここ何年かまったく運動をしていなかったと言っても過言ではない状態でした。 そんな体でいきなり、およそ190kgを引き起こそうとしたんです。 無理もありません。 ていうか、無理はないが、ふがいもないと。
朝、起きようと思ったら起きられず。 ワタシのカラダ、どうなっちゃったの?! と一瞬動転しましたが、なんのこたあない、筋肉疲労でございます。 ベッドから出た途端にびぎ。
ああ。 今日は2時間予約してしまったのに、これで大丈夫なのかしらワタシ。 今日も引き起こしはあるのでしょうか。
下半身に湿布を貼りまくり、出陣。
あら。 今日も昨日と同じ教官でした。 教官の顔が「げ」という風に見えたのは、もちろんじょりぃの気のせいだと思います。 どうかどうか、今日は引き起こしさせないでね、教官☆
で、今日はコースに出ました。 まずは左回りの外回りから。
「コース説明するから、僕の後ろに乗って」
はーい。
ひらり。
びぎ。
・・・・・・・・・・痛 と書いて「つうっ!」と読みます。
左尻がつりました。 でもガマン。
なるほど。 直進でぶいーんと行って、左右確認後コースに出て、シフトアップ、シフトアップ、リヤ・リヤ・リヤ&フロントブレーキぃの、シフトダウン、シフトアップ・・・・・・・で、最後ここの停止の目印に停める、と。
簡単じゃん。 なんて思うはずないじゃないですか。 それに教官! カーブがあります、カーブ! ワタシ、曲がれるの? こんな、何も知らないコドモを千尋の谷に突き落とすようなことしていいの?
「はい、じゃ、安全確認しながら乗って」
こーれがまた、順番がよくわからないんですわワタシ。
何度か怒られまして。
ワタシ、車でも安全確認てくどいほどなんですけど。 「バイクに乗るお作法」(要はエンジンかけるまでの流れです)がよくわかっていないため、あれ?次は右後方見るんだっけ?左だっけ?と混乱。 そして、リヤブレーキの存在を忘れがちなワタシ。 そして怒られる。
リヤブレーキと言えば。
後続車に「スピード落ちまっせー」と知らせるためにポンピングブレーキ(って、バイクでは言わないのかしら)するのは、車もバイクも一緒なわけでございますが、ワタシったら、これを何度も注意されまして。
「大事なんだからねー。ダメだよはしょっちゃ」 と、何度も怒られる始末。
はしょってないもん。 ブレーキ何度も踏んでるもん。 ぷう。
「踏んでるんですけど」
出ました。 口ごたえ。
「踏んでれば、ランプつくんだよ」
ランプ壊れてない? という顔をワタシがしていたのか、ワタシをバイクからどかして、やってみせる教官。
ちぇ。 あんなに軽く踏んでるのにランプが煌々とついてやがります。
「・・・スミマセン。 踏んでるつもりで、全然踏めてなかったみたい」 「だよね」 「キモチばかりが焦っておりました」しゅん。 「そうかもしれないね。 まあでも、足ちっちゃいし」 慰められました。
背は低いが足はデカイ、というのは、せっかくなのでナイショにしておこうと心に決めました。
カーブは、最初はどうなることかと思ったんですが、 心の中で「これはスクーターこれはスクーター」と言い聞かせて、なんとか。 いやでも最初は、ホントにゆるやかなカーブすら怖くて、もうちょっと曲がれ、もうちょっと曲がってよもう!というキモチから、ついつい曲がりたい方の足がタンクから離れるじょりぃ。 教官は見逃しません。
「ほら。足開いちゃってるよ! ニーグリップニーグリップ!開くとかえってバランス崩すよ!」
ニーグリップね。 へいっ。 あ、ホントだ、こっちのが楽だ。 とホッとした途端「ニーグリップって、ポリグリップみたい。くすくす入れ歯入れ歯」と雑念。ギヤチェンジを忘れる。
でもですね。 ニーグリップだのカーブが怖いだの、そんなことは屁でもないんですよ。 ワタシにはもっと重大な課題があったのでした。
止まれないんです。
止まれないと言っても、「きゃああああ誰か止めてええええええ」というチキチキマシン猛レースめいたアレではなくて、要は「ちゃんと」止まれないということですが。
そうです。 前回の教習に引き続き、クラッチの呪いにとらわれているじょりぃ。 かわいそうに。
ワタシの停車のブザマなことといったら。 泉ピン子のセーラー服くらいムチャクチャでございます。 ゴメン、ピン子。
停車のたびに怒られるじょりぃ。 もういいです。ワタシ。止まらなくて。 永遠に走ってますから、放っておいてください!
というわけにも当然いきませんからね。
教官は何度も理屈を説明してくれます。 でもそれはわかっているんです、教官。
「スクーターのブレーキかけたことあるんでしょ?」
ありますよ?
「マニュアル車乗ってたんでしょ?」
大好きですがそれが何か?
うがあああああああああああ。 だから、理性ではどうにもならないのよ! カラダ! カラダが勝手に反応しちゃうんですってば! ワタシのこのいやらしいカラダを、誰かなんとかしてください!
くすん。
止まれないまま、2時間目へ。 今度は左回りです。 てことは、カーブがきつくなるんです。 おまけに障害物なんかがありやがります。 教官、 あれ、どけてきて。
しかしまあ、なんとかなりました。 ヨタヨタとかろうじて回ってるような感じですが、コーナーとは言えないようなコーナーですが、楽しいですね、コーナー。
と余裕ぶって思っていたら「真ん中に寄りすぎ。もっと端を走ってね」
ちぇ。 端は怖いんです。 怖いモノだらけのじょりぃ。
しかし慣れてくれば端もなんとか。
うわっ。 車のおばさん! もっとスピード上げてよお願いだからっ。 時速5kmでコーナー曲がらないで! ワタシ止まれないんだから!
ブレーキを使いたくなくて、エンジンブレーキでスピードを落とし、よたよたとかろうじてコーナーを走るじょりぃ。 ある意味そっちのほうが大変そうという気もしますが、ブレーキとクラッチがなぜか不適切に連動して動いてしまうじょりぃとしては、エンジンブレーキのが怖くないのです。
「リヤとフロントのブレーキも使わなくちゃダメだよー」と教官。 よく見てるわねアナタ。
なんて言うんですか? 「ちゃんと言われたとおりにやろう」とすると、いつもうまくいかないワタシ。 ということを思い出し、もっとのびのびと楽しんで運転することに。
というわけで、「ここは公道。ワタシは自由に運転中。運転してれば止まるのは当たり前。当たり前なら自然にできるはず」と自己暗示をかけ、停車。 ききい。
あら。 できちゃった。
ていうか、 やったあああああああああああ!
やっとちゃんと止まれた。
その後は、たまに失敗はあるものの、まあ、さっきよりはずっとスムーズに停車できるようになり。 一安心。 ハンコももらえましたとさ。
てなわけで、本日は同じ外回りコースをぐーるぐーると回り続けたじょりぃでありました。 明日は「シミュレーション教習」とかで、ゲーセンみたいなバイクに乗って、ちょっとした危険などを体感してみるのだそうです。 てことは、転ばないんでしょ? バイク支えなくていいんでしょ? ちょっと楽しみです。
それにしても。
エンジンかけるときに、まずはハンドルをまっすぐに直すわけですが。 ワタシったら、それすら「むぐぐぐぐぎぎ」てな感じでひいひい状態。 乗り始めのハンドル直しで「がんばれ!もうちょっと!」と声かけられちゃうって、かなり情けないです。 まあなんて言うんですか? 「美男子に金と力はなかりけり」と言いますが、美女もなかったみたいですね。金も力も。 てことにしておきます。
バイクに乗るって、ちょっとした筋トレになって、カラダに良さそうです。
帰りの足で、一時間かけて、例のエストが置いてある整備屋さんへ。 自分で乗ってみて、いろいろなことがわかってきたので(まだちょっとですけどね☆)、いくつか確認したいことがあったのですよね。 クラッチやブレーキの握り具合とか(握力もないもので)、ペダルの位置とか。 一番確認したかったのは、「センタースタンドがあるかないか」でございました。 なければつけてもらおうかなと思いまして。 メンテするにも練習するにも(免許取ってからもスタンド立てて半クラとかブレーキの練習するつもりかしらワタシ)、センタースタンドほしいな、なんて思いまして。
あ、あった。 嬉しい。
またがってみまして。 今度は前回と違って、「まったく何もわからないワタシ」じゃないのよふふふ。 「まだほとんど何もわからないワタシ」に昇格したんだから。 クラッチレバー、ちょっと固いなあ。 ブレーキペダルも位置調整しないとかしら。
やはり、教習所のバイク(ZRX-2)と比べると、軽いし、足つきも良いです。
しかし、見れば見るほど、前の持ち主、キレイに乗っていたものだと感心。 お店でけっこうクリーニングしたんですよ、とも言ってましたが。
というわけで、お店のあんちゃんに「取っておいてください」と申しつけてしまいました。 バイクが決まってしまいましたよ奥さん。 悩むとキリがないし。 この店、めんどうみがいいので、何もわからないじょりぃにはありがたいのです。 ネットも含めあちこちで比較検討した結果、価格もだいぶ安かったし。
バイク決まっちゃったので、いよいよ途中でやめられなくなりました。 がんばってね、膝。
追記 コケてないし、何かした覚えがないのに、翌朝お風呂に入ったら、左ふくらはぎに大アザ2つと右スネにアザがひとつあってびつくーり。 なるほど。 これがバイク教習ですか。(しみじみ) 幸いというかなんというか、筋肉痛がひどすぎて、アザの痛みがわかりません。わ、わあい・・・。
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