イージョー☆ライダー日記
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2004年05月10日(月) ワタシのバイクのイメージ?

本日、お仕事の打ち合わせに広告代理店の男性がいらしてくださいまして。
この人、身長が188センチあって、顔も二枚目、性格も穏やかなので、他の野郎と比べたら、いらっしゃるのがけっこう楽しみなんですが。


お話も終わって、「それじゃあ」という段階に入ってから、彼の目がキラキラと。

「じょりぃさん。僕、いいもの見つけちゃったんですけど。なんですかアレ?」

ああ、アレね。
ワタシのヌード写真。
見たい?

なんてことは当然なくてですね。


彼が目をキラキラさせながら見つめていたのは、先日購入したSR400のプラモデルの箱。
エンジン部分の組立でつまずいたまま「けっ」という感じに放り投げてあったんですが。

そのかた(Sさんとしましょう)が大の車好きで、中までいじりまくって車を気持ちよくさせちゃうという話は聞いていたのですが(気持ちよくさせちゃうのはウソですスミマセン)。

「Sさん、バイクもお好きなんですか?」
とワタシが訊きましたら
「若い頃はバイク乗ってたんで。うわあ、しかもSRかぁ。いいですねえ」と。

「SRは良いバイクです」という話をたっぷり聞かせていただきまして。
「部品の勉強したくて、とりあえずプラモに挑戦してみたんですけど、早くも挫折中です」と話しましたら、メカのこともいろいろと教えてくださいましてね。

バイク買ったら、こいつを使おう。
なんて思ってませんよイヤだなあ。


しばらくSRの話をした後に、
「プラモはSRなんですけどぉ、買おうかなと思ってるのはグラストラッカーなんです」
と打ち明けましたら。

彼の表情が曇りました。
なんか、予想はしてたんですけど。

「グラストラッカーですか・・・」
「だって、足つきがいいらしいから。ワタシちっちゃいし」
「失礼ですけど、じょりぃさん、身長いくつですか?」
「154です」
「じゃあ、SRでも十分いけますよ! 絶対SRのほうがいいです」

たじたじ。

「ヤマハのHP見ました?最近」とSさん。
「見てないみたい」
「足つきとか、カスタムパーツの確認ができるんですよ。見てみてください」
「はい」
「154ならまず心配ないですけど、不安ならシート変えれば大丈夫ですから」
「は、はい」

でも400でしょー?
ワタシ、きっとそんなに気合入れて乗りませんよ。
車検もあるじゃん400って。
大きいのイヤだしぃ。

と、ネット上でもリアルでも、分け隔てなく自分の根性なしぶりをアピールするじょりぃだったんですが。

「グラストラッカーって、ちょっとオフロードでも走れるっぽいような雰囲気もあるじゃないですか」とSさん。

「はい。そこがかわいいかな、なんて」

「うーーーーん・・・SRのこのヨーロピアンぽさのほうが、じょりぃさんには似合ってますよ」


まあ。


ワタシって、やんちゃ風かと思ってたのに、彼の目にはヨーロッパの貴族のように写っていたのね。
って、貴族までは誰も言ってないのは知ってます。

そのあと、Sさんもまたバイク買おうかと思ってるなんて話が出たもんですから、何乗るんですか?と訊いてみましたら。

「いちばん欲しいのはFTRなんですけど、今の型はイヤなんですよ。80年代のがほしくて探してるんですけどね」

「あ、ワタシもFTR好きですー。ああいう、タイヤがボコボコしてるタイプがいいんですよね」

「うーーーーーーーん・・・・・・」

あ、また唸っちゃった。


「じょりぃさんには、泥飛ばしながら走るようなバイクは似合わないですよ。
 じょりぃさんならやっぱり、SRタイプに、品良く美しく乗ってもらいたいな」


は?


アナタ、誰と話をしているんですか?


「は?」

「やっぱりね、その人にいちばん似合うタイプのバイクに乗ってもらいたいんですよ。
 じょりぃさんは、こだわりがあって、品のあるようなバイクがいいです。絶対」


もしかして。

「お前の品のなさを、少しでもバイクでカバーしろ」という話でしょうかこれって。


あるいは何かの霊感商法でしょうか。
って、彼は別にバイク売りじゃないわけですけど。


それとも、うっふん営業が功を奏しているのかしら。
ていうか、彼とはいつもウチの事務所で会うから、すんごい自分ちモード全開のときしか見られていなかったわそういえば。
寒くてジャージ羽織っていたときもあったっけ。
朝早く来るから、洗顔も間に合わなかったこともあったわ。
スミマセンねえ。


というわけでですね。


ある日彼がウチにやってきたときに、ガレージにグラストラッカーが停まっていたりしたら

「しょせんグラトラ程度の女か。 け」

とか思われそうで心配なんですけど。
いえ、ワタシはグラトラ大好きなんですけどね。
彼は自分がトラッカータイプのとかダートタイプのとか乗りたがるクセに、ワタシが乗るのはやけに反対してたもんですから。


でも、ワタシ別に、Sさんの彼女でもなんでもなかったわ。
気にすることはないんですけど。
彼女でもきっと気にしないんですけど。


Sさんの熱心な勧誘により、SRに心が傾き始めたのは事実でございます。
そして、品良く美しく走るの。(白目)


ぶろろろろろおおおおおおおお

なんて音じゃなくて、

おほほほほほほほほほほほほ

という排気音になるのね。きっと。


なんてアホなこと言ってるヒマがあったら、とっとと教習所へ行け、とワタシだって思うんですからきっとこれを読んでいらっしゃる方は誰もが思うことでしょうね。

でもほら。
今が一番楽しいのかも。

きょんにも「バイク買った時点で飽きるだろうから、買わないでおけば?」と言われてるし。


おほほほほほほほほほほほ。


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