2007年02月20日(火) |
知事、障害者自立支援法を語る |
今日の代表質問は、公明党の滝田光男議員、ken-minの松井三郎議員の2人。滝田議員は、7期28年の任期を務め勇退、新人候補に席を譲るということで、最後の質問でした。知事答弁で注目は、格差社会に対する考えと障害者自立支援法での答弁。
格差社会の是正の立場での質問に、安倍政権と同じ立場と経済成長による「再配分できる富の拡大論」を展開しました。地球温暖化への対応という中で、成長をどう捉えるか、成長の最適点はどこか、という奥の深い話しはありませんでした。
知事の障害者自立支援法についての答弁は「このたびの国の補正によると」と、昨年、県内の障害者団体が何度も「県としての激変緩和策」を求めたにもかかわらず、一切その姿勢を見せなかった、事への反省はまったくなし。むっとしました。
松井議員は、はりきって緊張して早口になったとご自分でも言っていましたが、持ち時間を余らせての再質問でした。大統領制の地方議会において議員内閣制のような与党、野党ではない、首長と緊張関係を持てる議会について質問しました。
知事の答弁は、なんかすっきりしない答弁で、松井議員も困っていました。教育長に、教育再生会議の教育委員会の中央集権的再編論について質問。教育長は、再生会議の議論は一部の実態しか見ていないと、明確な批判を展開しました。
※※ 明日の代表・一般質問
質問順序 1 質問者 花井征二
1 知事の政治姿勢について (1)憲法改悪の動きと日米同盟強化が本県に及ぼす影響 (2)貧困化と格差拡大についての認識と対応 (3)政治と金の問題 (4)財政及び組織のあり方 2 LRTの推進について 3 静岡空港について (1)NHKのアンケート結果と赤字になった場合の責任のとり方 (2)リージョナル航空会社のための飛行機購入 (3)空港ターミナルビル発注についての透明性確保 4 浜岡原発について (1)安全性確保に向けた体制整備 (2)プルサーマル計画の危険性 (3)安全協定の改定 5 福祉行政について (1)生活保護行政 (2)健康保険行政 ア 国民健康保険制度への対応 イ 後期高齢者医療制度への対応 (3)障害者自立支援法 (4)介護保険法改定後の影響 (5)地域医療の充実 ア 産科・小児科の確保 イ 医師不足対策 ウ 看護師確保対策 (6)こどもの医療費助成の拡充 6 商工行政について (1)商工予算のあり方 (2)大型店問題 7 雇用対策について (1)部の再編に伴う雇用労働問題 (2)雇用形態別実態調査 (3)誘致企業への対応 (4)指定管理者制度の受託事業所の雇用実態 8 農業行政について o 多様な担い手への支援 9 建設行政について (1)入札契約のあり方 ア 指名競争入札廃止への本県の取り組み イ 談合摘発逃れについての対応策 (2)港湾のあり方 ア 駿河湾構想における御前崎港 イ 港湾建設事業の入札 ウ 清水港日の出埠頭の早期全面開放 エ 清水港に寄港する米軍艦船の入港許可 10 教育行政について (1)教育再生会議の提言への所見 ア 学力 イ いじめ (2)少人数学級 (3)清水への養護学校設置への取り組み
質問順序 2 質問者 小野登志子
1 伊豆半島地域の光ファイバー整備について 2 子育て支援について (1)放課後児童対策 (2)乳幼児を抱えた母親への支援 3 認知症高齢者対策について 4 熟練技能の継承について 5 伊豆の国市北部地域の道路整備について 6 狩野川中流域の治水対策について 7 文化財の保存と活用について 8 伊豆観光誘客の仕掛けづくりについて
質問順序 3 質問者 岩瀬 護
1 地震防災対策について (1)地震予知に対する現状認識 (2)防災訓練のあり方 (3)機能する自主防災組織 (4)発災後の輸血用血液の確保 (5)耐震改修促進計画の推進 (6)ハイテクを活用した消防力強化 2 指定管理者制度について (1)県の制度利用と今後の方向づけ (2)市町の制度運用の状況 3 共生・共育のあり方について
質問順序 4 質問者 小楠和男
1 家庭にかかわる諸課題について (1)家庭のあり方と親教育 (2)しつけの静岡方式 (3)児童虐待 2 児童生徒にかかわる諸課題について (1)コミュニケーション能力を高める取り組み (2)体力の向上対策 (3)不就学者に対する取り組み 3 フリーター、ニートへの就業対策について 4 青少年の飲酒、喫煙防止について 5 青少年にかかわる部局の一元化について
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