2007年02月19日(月) |
知事、空港運営に着陸料、搭乗率、観光客交付金を明言 |
今日から任期の最後の代表質問、自民党が中谷多加ニ議員、平成21が岡本護議員がバッターでした。この二人の議員の空港に関連する質問で中谷議員の時にさらりと、そして、岡本議員の時には大胆な答弁を行ないました。
16日のNHKの空港に関する公開討論番組で(私はまだ見ていないのですが)「グランシップの赤字は8億円、空港は5億円、大したことはない」と知事が発言し、厳しい反発の質問があったとのことです。
5億2000万の運営費の収入の大半は着陸料で4億9000万です。今日の答弁で「限定的ではあるが、路線・便数を確保するために着陸料、搭乗率、観光客への補助を行なう考えである」を明言しました。
着陸料は国土交通省の指導で、地方空港の大半が規程の3分の2にしていますが、佐賀県が3分の1にしています。着陸料の減免の意味は佐賀県のようにするという意味です。収入の4億9000万は、半分の2億4500万になります。
搭乗率補償、赤字ラインは搭乗率60%、400席の大型で240席がそのラインとなり、239人のとき一人分の片道運賃を航空会社に支払うという意味です。静岡空港は、千歳、福岡、鹿児島、那覇に飛びます。
神戸空港や福島空港の実績を基に、単純計算が出来ます。観光客に空港を利用し1拍した団体に3000円の交付金を出しているのが佐賀県、これも実績でどれ位かが計算できます。石川県も出しています。
昨年の6月議会で、これらの総額は20億円と推定されるがと質問、「松谷議員の想定」と答弁をしませんでした。今日の知事の答弁は、まさにその具体的な赤字補填に踏み込む意思を明確にしたことになります。
反対派としては、この発言はみのがすことはできません。住民グループは23日に知事室に抗議に訪れる予定とのことです。NHKの調査で利用しないが78%が明らかになっていますが、改めて空港とは何か、世論の再燃です。
※※ 明日の代表質問
質問順序 1 質問者 滝田光男
1 知事の時代認識について (1)格差社会 (2)少子・高齢社会 2 平成19年度当初予算について 3 富士山静岡空港の利便性向上について 4 国民文化祭への取り組みについて 5 健全な水循環の確保について 6 環境問題への取り組みについて (1)地球温暖化対策の推進 (2)環境教育の推進 7 障害者自立支援法の円滑な運用について 8 2007年問題における技術専門校の活用について 9 農林水産物の輸出促進について 10 公共工事の入札契約制度について 11 県営住宅の整備推進について 12 県がん診療連携拠点病院としての役割について 13 読書県しずおかづくりの推進について 14 交通事故防止対策について
質問順序 2 質問者 松井三郎
1 今後の県行政の役割について 2 住民自治の確立について (1)住民参加の促進 (2)NPOの育成と支援 (3)議会制度 3 市町の財政状況について 4 天竜浜名湖鉄道へのDMVの導入について 5 富士山静岡空港へのアクセスについて (1)シャトルバスの運行 (2)国道473号バイパスの整備 6 富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組みについて 7 医療問題について (1)医師の確保対策 (2)中東遠地域の自治体病院のあり方 8 健康で文化的な生活の確保について (1)生活保護制度のあり方 (2)高齢者に対する新たなリバース・モーゲージ制度の創設 9 南アルプスの高山植物の保護対策について (1)条例の制定 (2)シカの食害対策 10 茶産業の振興における世界緑茶協会の果たす役割について 11 今後の農村対策について 12 教育再生会議の第1次報告について (1)教育委員会の対応 (2)基本的考え方並びに4つの緊急対応
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