2007年02月21日(水) |
知事、今年度予算編成は花マルと答弁 |
今日の代表質問は共産党の花井征二議員、一般質問は、小野登志子議員、岩瀬護議員、小楠和男議員の4人、何と言っても花井議員の再質問での知事答弁がいつもながら緊張感があって、非常に面白い、です。
花井議員の質問は10項目37項目の膨大なものでひとつひとつチェックしたいくらいですが、知事の政治姿勢を憲法、格差、清治と金、財政と組織の観点から厳しく批判的に質問をしました。
これに対する答弁が「共産党県議団からも予算要望を受けているが、見比べていたただければ、ゆうゆうに優をいただける」、花井議員「全てダメといっているわけではない、しかし優はつけられるものではない」。
知事が応酬して「これから議会で審査してもらえれば、花マル」といういきさつ。更に、花井議員が空港問題で、NHKのアンケート結果と赤字の場合は責任の取り方を質問。ここをどう答えるか、注目しました。
知事は「県の世論調査では3分の2が前向き、質問趣旨がわからない、政策の失敗への責任と理解するが、在任中であれば辞職、そうでなければ次の選挙でリスクとして当選しない、退職したあとなら歴史的評価が下がる」。
花井議員、再質問で「ターミナルビルの発注が最後のチャンス」。知事はいつもの「4度の知事選挙で公約として掲げているし、県議会でも圧倒的多数に支持されている」。花井議員「知事は逃げている」で時間切れでした。
世論は、この責任問題にきわめて敏感で、ここまで来ると作らざるをえないが、赤字だったら、知事は資産を、少なくも退職金は貰わず、赤字補填をしろ、というものです。これをどういう形で条例化できるのか、です。
私は、公職にあるものの議会での「虚偽答弁」、あるいは、赤字と分かっていた上での投資を「背任」という法律違反で特別職や官僚を裁けないのか、という問題意識です。日本では、まだ条例化されていません。
他の方々の質問も紹介したいのですが、私の時間切れです。
※※ 一般質問
質問順序 1 質問者 篠原 太
1 本県のあり方について (1)将来の本県の姿 (2)都市と農山村の格差 2 新たな村づくりの推進について 3 地方税一元化構想について 4 富士山の世界文化遺産登録について 5 水資源の確保に向けた森林の整備について 6 子供の特性を生かす養護学校教育と自己実現について
質問順序 2 質問者 谷 卓宜
1 県民暮らし満足度日本一と県民意識について 2 非正規雇用者等の現状と雇用対策について 3 障害者自立支援法の施行と小規模作業所への対応について 4 清水海岸の侵食対策について 5 松くい虫の被害対策について 6 教育行政について (1)通学合宿と地域教育のあり方 (2)学校における防災教育
質問順序 3 質問者 高田泰久
1 地球温暖化対策について (1)グリーン電力証書 (2)公用車における取り組み 2 産業廃棄物の不法投棄対策について 3 障害のある方の雇用促進について 4 産業活力日本一を目指した県土づくりについて 5 消防団の維持、補強について (1)消防団装備の充実強化 (2)消防団員の確保と事業所の協力
質問順序 4 質問者 多家一彦
1 沼津駅周辺総合整備事業について 2 東部地域コンベンションビューローの立ち上げについて 3 2007年ユニバーサル技能五輪国際大会について 4 再チャレンジ可能な社会の実現について 5 交流、定住の促進による地域の活性化について 6 生活習慣病対策について 7 県立静岡がんセンターの今後の運営について
|