2006年02月05日(日) |
格差社会とセーフティネット |
研究会の2日目は、京都大学の橘木俊詔教授の「格差社会とセーフティネット」に関する講演会でした。既に1998年段階で『日本の経済格差』(岩波新書)を通じて現実の社会格差に警鐘を鳴らしていた方だけに、発言の節々に自信に満ちあふれた学者としてのプライドがにじみでていました。
しかし、決して学者としての発言と政治的発言を混同せず、慎重に区別されて問題提起されていることにその人格の潔癖さを感じさせてくれました。学会の修羅場をくぐりぬけながらも、政治的経験の抱負さを窺い知る事が出来ました。参加者から質問が止まることなく、今日の格差社会の深刻さを物語る結果でもありました。
内容については後日報告する予定です。
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