まつや清の日記

2006年01月29日(日) 静岡市の「ことぶき乗車券」

 昨日の静岡新聞で「静岡市の「ことぶき乗車券」 市行革審が見直し提言へ 賛否めぐり悩める市 高齢者 外出に「楽しみ」」という見出しの記事がありました。グラフで静岡市のことぶき乗車券交付制度と70歳以上の人口と交付額が示されています。

 提言は「一律に配布するのは市民サービスの公平性の観点からも早急な見なおしが必要」というもので、いくつかの意見も紹介されています。「高齢者が自分で病院や買物に出掛ければリハビリになる。・・廃止は好ましくない」「収入のある人にまで交付するのはおかしい。本当に必要な人に配布する制度に改革するべき」。

 私は、介護保険制度の改革で介護予防という方向に制度が動き始めている事を考慮すれば、「リハビリ」観点での政策の位置付けがあってもいいように思います。もう一つは、公共交通と高齢者の観点です。確かに所得制限などの検討は必要と思いますが、大胆な交通政策として位置付けるというのも実験的施策になります。

 静岡鉄道が街の中心でどこで乗っても100円という一律乗車運賃サービス制度が持っています。コミュニティバスもあります。いっそのこと、70歳以上にはどこで乗っても100円均一料金制度導入とか、はどうなんでしょうか。3億円という補助金を活用して静鉄などバス会社との協議をやってみる価値はあるように思います。

 勿論、実体として70歳以上の方々がどれくらいバス利用をしているのか、実体把握の努力は必要になります。だったら、子供達は、とかの議論も出てきますが、夏休みなんか、既に部分的に施行されています。大いにそうした観点での議論も巻き起こして欲しいものです。


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K.matsuya

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