2006年01月28日(土) |
浜岡原発1号炉、2号炉の休炉 |
昨日、「原発震災を防ぐ全国連絡会議」ニュースで既に流されていた浜岡原発1、2号炉の停止期間を2011年までとする中部電力の発表は、大変な驚きでした。勿論、訴訟において450ガルまでの耐震設計しか出来ていない構造上の問題点は指摘されていますが、やっぱり、という感じもしています。
本来なら、ひび割れが見つかった炉心隔壁(シュラウド)の交換と耐震補強工事の実施は、2008年3月に終わる事になっていたものです。「01年11月の配管破断事故以来、運転を停止している1号機の停止期間は、国内の商業炉では他に例のない9年余の長期に及ぶ見通し」(静岡新聞)となったわけです。
大変な事態です。とにかく、真相の解明が必要です。中部電力の中で何が起きているのか。2月10日の設計文書の公開訴訟を前に先手を打っているのかもしれません。いずれにしても、住民グループとしては、これまでの指摘が事実であったということになります。
1、2号炉が休炉で、3,4号炉はでは大丈夫なのか。ましてや、プルサーマル計画などとんでもない事になります。実は、中部電力、昨年段階で電気新聞によると、LNG火力発電計画を着々と進めようとしていること報道されています。原発頼みの電力供給計画、その実体がどうなっているのか、きちんとした調査が必要です。
|