まつや清の日記

2006年01月01日(日) 各新聞社の元旦社説を読む

 新年おめでとうございます。
 今年もよろしくお願い申し上げます。

 今日は毎年恒例の若葉町内会の9:00からの池ヶ谷東公園での新年の会から始まりました。天気も心配されましたが何とか持ちなおし、そのあと、池ヶ谷天神山に登り、静岡市全体を眺望しました。麻機湧水池を取り巻く街並みは、回復した青空の中でひときわ綺麗に見えました。

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 1年の計は元旦にあり、各新聞社の社説に目を通しました。大見だし、小見出しを紹介します。

朝日新聞―「武士道をどう生かす 2006謹賀新年 内外のいらだち 他者への哀れみは 品格を競いたい」

中日新聞―「日本の出番なのに 年のはじめに考える アジアに積極的関与を 近隣との確執が障害 10年後を描きつつ」

産経新聞―「新たに始まる未知の世界 アジア戦略の根幹は日米同盟 モノ言う外交は出発点 驕らず高ぶらず」

日経新聞―「成長力を高め魅力ある日本を創ろう 「GNP」をもう一度 百年後の日本のために」

読売新聞―「人口減少時代へ国家的対応を 市場原理主義への歯止めも必要だ 民族の歴史的節目 危機直面の財政、福祉 国民説得が政治の役割 EU的共同体は幻想だ 超党派で国家像確立を」

毎日新聞―「壮大な破壊後の展望が大事 結果責任負ってこそ名首相 改革の結果はこれから 手段が目的に」

静岡新聞―「せめて問題を共有できる社会に 時代の転換点で 国民が国家を養うなんて 環境がよければ子どもは減らない 我慢強さはまず大人から」

 朝日、中日、産経が外交問題を軸にアジアの中の日本のあり方を論じています。勿論、朝日、中日と産経は全く逆の立場です。日経、読売は経済回復をを見据えてのこれからの日本経済を論じ、更に読売はほぼいつもの2倍の分量で少子高齢化に対応する国家像を明示しています。毎日新聞は、小泉後を軸に改革の中身を論じていますが、言いまわしは微妙で、続投も匂わせながらです。静岡は、いつもの高飛車な物言いで、分析と言うより、精神訓的内容です。

 気になるのは、読売の「超党派での国家像確立を」は、自民・民主大連立への誘いこみです。「市場原理主義への歯止め」も語って民主への気配りも忘れていません。毎日の企画ものの中で、「民主分裂、一部社民との合流」との識者意見が紹介されています。全体を通して「団塊世代」「人口減少化社会」テーマは共通です。

 企画モノでいうと、毎日の「縦並び社会 格差の現場から」は年末から3回目で非常に面白いです。中日の「流れを作る」、朝日「再生 新生」、日経の「日本の力」は、まだ1回目で評価ができませんが、注目です。

 それにしても中日新聞1面トップの「静岡空港 就航交渉が本格化 大韓航空が意欲」と知事インタビュは気にかかります。早い段階での住民グル―プとしても海外航空会社への本当の実体キャンペーン活動が求められているようです。そして、中日新聞、静岡空港建設事業にも参入している水谷建設の政治献金報道の要チェックです。

 というわけで2006年が始まりました。各新聞社の英知が現れる1月1日社説、企画テーマに私達、政治にかかわるものも緊張感を持ってその水準に対応できるような迫力が必要になります。1年間頑張り抜く所存です。ご指導、ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。


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K.matsuya

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