まつや清の日記

2005年12月10日(土) 障害者自立支援法を学ぶ

 静岡ピアセンター主催の『障害者の地域生活と自立支援法」をテーマとした講演会に参加しました。あれほどの障害者団体が反対をした法律だけにどのように当事者が受けとめているのか関心がありました。

 講師の東洋大学教授の北野誠一さんさんのお話がとてもわかりやすく、といっても十分に理解できたわけではありませんが、勉強になりました。簡単に言えば介護保険制度8割、支援費制度2割が取り入れられた法律とのことで、介護保険制度での79、障害者自立支援での29のチェック項目で全国一律の障害者程度を6区分をサービス量を定めるとのことです。

 ただ、介護保険制度と違うのは、6段階によって基準費用が決まってくるが、市町村にかなりの裁量権が認められており、今後はこの中身をどのようにレベルアップさせるかが大きな課題とのことでした。来年の4月から10月にかけて個別訪問が始まり、障害程度区分が決められていくとのことでした。

 二部の座談会では当事者3人からの問題提起をがおこなわれ、不安と同時に支援費制度の後退をなんとしても食い止めようという熱意が伝わってきました。やはり、当事者の声を聞くことが一番大事なことと実感しました。


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K.matsuya

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