2005年12月08日(木) |
知事、浜岡問題で高圧的な答弁 |
今日の代表・一般質問で花井征二議員と小長井由雄議員がそれぞれ中部電力のプルサーマル問題や安全協定問題について質問しましたが、何故か、知事の答弁は極めて高圧的でした。いわゆる野党系議員への対応でしばしば怒るパターンです。
答弁の趣旨は、 1、原発問題は極めて専門的知識が必要で、だからアドバイザーの意見を聞く。アドバイザーは国の安全審査でクリアされれば問題ないといっている。 2、私は国に対して不信感は持っていない。本来、国の権限問題なんだから国にやらせるのが筋だ。 3、そのためには県も準備をしなければならないが、県で安全性チェックを言い出して安全だといって何か起きたら責任を取れるのか。 4、安全協定に事前了承条項がなくても信頼関係があるから大丈夫だ。
原子力アドバイザーに推進、反対、中立の観点からの専門的知識を持っている人がいるのか、トイレなきマンションと言われる原子力発電所の構造的矛盾をどのように認識するか、安全性に疑問を持つ住民に対する中部電力の対応に関してどのように認識するか、最低限の情報の共有という点で県が果たす役割をどのように認識するか、です。
これまでの住民グループの動きがあったればこそ、11月19日の中部電力主催の討論会がありました。佐賀県のように、今度は県が公開討論会を提案すべきです。知事は「地元から要望があれば、国に伝える」とあくまで県が主催することに拒否の姿勢を示しています。石川知事は、一見、開明的そぶりを見せますが、結局、住民の側に歩み寄ろうとしない官僚的姿勢に終始してしまいます。
明日の知事が異例の議案(指定管理者制度に関しての)の撤回をします。質問するかどうか検討中です。 ※※明日の一般質問 質問順序 1 質問者 植田 徹
1 静岡空港と富士山観光の振興について (1)新幹線新駅の設置 (2)国道469号の整備の見込み (3)富士山ろくにおけるコンベンション誘致 2 岳南地域の市町合併について 3 原油高に伴う中小企業への金融支援策について
質問順位 2 質問者 吉川 雄二
1 我が国の構造改革について 2 我が国経済の実態について 3 地方分権について 4 静岡県国民保護計画について (1)知事不在時の指揮命令権 (2)国と県との責務優先の考え方 (3)避難誘導のあり方 (4)先行法令との整合性 5 本県の歴史教科書について 6 義務教育と国庫負担金制度について
質問順位 3 質問者 野澤 義雄
1 県と政令指定都市について (1)関係と役割分担 (2)任意の権限移譲の道筋 (3)人的な支援と県職員の定数管理 (4)政令指定都市の農業振興と農地の保全 (5)浜松市の政令指定都市移行に伴う警察体制 2 職員給与の適正化について 3 多文化共生について 4 里親への支援について
質問順位 4 質問者 森 竹治郎
1 道路特定財源の確保について 2 伊豆地域における道路整備について (1)伊豆縦貫自動車道の整備 (2)伊豆スカイラインの東伊豆町への連結 3 伊豆半島への海と空のアクセスについて (1)海上交通 (2)伊豆のコミューター空港構想 4 静岡県の水産振興について (1)沿岸漁業の振興 (2)燃油価格の高騰対策
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