2005年11月19日(土) |
プルサーマル計画に関する公開討論会 |
御前崎市民会館で開催された中部電力主催の公開討論会、様々な質議が行われ第1回目としては問題点の所在が明らかになり、開催意味は十分にあったのではないかと思います。 コーディネーター 木元教子氏 第1部 プルーサーマルのエネルギー政策上の必要性等について 経済産業省 野口哲男氏 浜岡原発4号機におけるプルサーマル計画について 中部電力 池田紘一氏 第2部 パネルディスカッション 専門家 大島博文氏(日本原子力開発機構) 奥野健二氏(静岡大学理学部教授) 山本一良氏(名古屋大学院大学マテリアル理工学教授)、 吉岡 斉氏(九州大学院教授) 住民 小長谷 稔氏(三島市) 松本博紀氏(菊川市) 桑原百合子氏(掛川市) 増田 勝氏(牧之原市) 植田 勲氏(牧之原市) 望月ゆうこ氏(御前崎市)
推進派は、野口氏、池田氏、大島氏、奥野氏、山本氏、松本氏、植田氏、望月氏の8人で、反対派は、吉岡氏、小長谷氏、桑原氏、増田氏の4人で、木元氏はやはり推進の対場であろうと思われるので、9対4での公開討論会でした。
明らかになった事は、 1、中部電力と県・地元自治体との安全協定の中の事前了解項目の欠落 2、プルサーマル計画が核燃料のリサイクルの一環という虚偽 3、東海大地震の区域で原発震災の不安 4、推進派学者の驚くべき放射能汚染に対する危機感の欠如
今日のテレビ報道、明日の新聞報道でどのように報道されるのか、大いに気になります。会場には、西原しげき牧之原市長が最後まで参加していました。環境派を自認されてきた市長だけに安全協定問題についてどのような認識をもたれたのか、これまた大いに関心の湧く所です。
そして、問題は静岡県が独自の立場で公開討論会をもつかどうかです。静岡県政の新たな政治争点プルサーマル、徐々に広がっていることを実感しました。
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