2005年11月15日(火) |
「女性のパワーで商店街活性化」パネルディスカッションを聞く |
11月11日掛川市において「ふじのくにTMO連絡協議会」主催の上記の会に参加しました。80人ほどの参加者がいたんでしょうか。商工労働委員会でTMOの現状について批判的な意見を述べていた経過もあり、実情視察でした。
パネリストは 有岡興子さん(佐賀えびすめ会会長) 山本和子さん(掛川おかみさん会会長) 増田恭子さん(富士宮駅前通り商店街振興組合理事長) 小西静子さん(三島TMO「三島まちづくりサポート隊」隊員) コーディネーターは岩崎邦彦さん(静岡県立大学 経営情報学部助教授)でした。それぞれの報告にまちおこしに女性ゆえのアイディアとパワーが溢れていて、とにかくおもしろかった討論会でした。
コーディネーターの岩崎さんは報告を受けて、「こうした活動を通して何が変わりましたか」、「売上は伸びましたか」、「これからの課題は何ですか」と各パネラーに質問。「とにかく旦那が、男が変わった」「よそのお店の特色が分かり、観光ガイドのような役割もしている」・・・・。
聞いていて感心してしまったのは、増田さんの問題提起でした。 「昔、何故、商店街に人がいたのか。丁稚奉公制度が今は無い、儲からないから人がいない、・・・。でも2時間だけでもいいからアルバイトを雇う事からはじめて欲しい。家では3人雇っている。人の関わりがにぎわいをもたらす。不況でも人を雇い入れる。人がいれば人との関わりが生まれる。昔がいいと思うなら、入れ物を持って買物に来てもらうことを真剣にやらないといけない」
「県内外あちこちにお店を出しに出かけいろんな経験をした。来てくれる人たちに暖かい応対が必要だ。私達が出かけていくと、俺達の売上をかっさらっていくやつがいる、冷たい応対を受ける事が良くあった。いくことでにぎわいが生まれている。いろんな事を知る事が出来る。にぎわえばゴミが出る。エコ的にやりたい。イベントの本当の社会貢献とは何なんだろう。商店街が社会貢献しないで発展は無い。」
「行政は、商店街に人を雇い入れる施策を持っていないのか」
参加者の中に掛川市選出の松井三郎議員もいらっしゃいました。パネリストに名刺交換に行った時、増田さんの前で2人で異口同音に「さっきの発言はよかった」。誰しも感じることは同じですね。
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