2005年09月13日(火) |
中部電力のプルサーマル計画動き出す |
昨日の定例記者会見で石川知事は、空港問題については「元々正当な権限でやっているのを、力で妨害するのは法治国会においてあるまじきこと」、そして「(選挙結果を受けて牧野聖修さんと海野徹さんについて)静岡空港問題を中心に、正直言って足を引っ張られ、苦労した。私の主張に世論が軍配を上げてくれたのではないかと思う」 と発言をしたとのことです。
よくぞ言ってくれるです。法治国家は政治への信頼を前提にしています。地権者は、外部の人間に反対を言わせられているという趣旨の発言を繰り返してきた知事です。「県民ひとりひとりの顔」が見えない、見ようともしないその政治姿勢が今日の空港問題の膠着状態を作り出していることに早く気づくべきです。
県の職員は、抵抗する住民から「公務員とは何なのか、公務とは何なのか」を問われ続けました。職員は、戦闘集団化して力で住民を抑えこもうとする職員と自分のやっていることが公務なのか、を問い返し始める職員に分岐しました。反対派住民も疲労困憊しましたが元気が出ました。県職員はどうなんでしょうか。
この選挙での小泉旋風を自らの政治スタンスに重ねあわせて、空港建設をとりまく状況を手前味噌に解釈する石川知事です。同じように、中部電力もこの300を近づく自民党勝利にこれから4年間は反原発派は一番弱くなる時期と勝手に思いこみ、プルサーマル計画を持ち出しました。
14日から10月14日まで御前崎市、掛川市、菊川市、相良町の計72000戸の戸別訪問をやるそうです。住民団体も対抗してそれぞれの自治体で街頭宣伝活動を強めます。新たな静岡県の政治争点となります。
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