2005年09月12日(月) |
自民党圧勝、民主党惨敗の歴史的選挙、各マスコミ社説 |
きのうからのテレビの選挙速報と各新聞社の朝1面をみて「憂鬱」の一言でしたが、少しずつ精神的回復に向かっています。比例区票の数字を追って見ました。
自民党圧勝、民主党惨敗の中で社民党、共産党の横ばい、新党・日本の1議席確保は、2大政党制への動きに批判をもつ層が意外に存在していることを示しています。静岡県でも自民党40,1%、民主党33,6%、公明党12,7%、共産党6,1%、社民党3,9%、日本3,7%という比例票結果です。また、自民党+公明党=52,8%と民主党+共産党+社民党+日本=47,2%の拮抗する関係があります。小選挙区制度ゆえの「自民党+公明党」政権の圧勝ですが、だからといって私達がそれほどに萎縮する必要がないのではないかと思いますがいかがでしょうか。
静岡市1区葵区で見ると、自民党38,9%、民主党29,9%、公明党14,2%、共産党8,2%、社民党4,3%、日本4,2%です。新党日本が意外に健闘しています。私が依拠する層は民主党の一部と社民党と日本のネットワークなのかもしれません。さて、各新聞社の社説の見出しを追ってみます。
静岡新聞ー戦いは終わった、厳しい「けじめ」 政治に求めた国民 首相の一喝が流れを決める コロコロと争点を変えた野党 公約を果たすのはこれからだ
朝日新聞ー「改革」選挙の弾みと怖さ 首相がガスに火をつけた 「古い自民」をぶっ壊せ 白紙委任ではない
日経新聞ー圧勝・小泉自民党は日本を変えられるのか 支持された郵政民営化 民主党は一から出直せ
毎日新聞ー国民の期待は「郵政」だけでない 真の改革へまい進せよ 民主党は迫力で負けた 白紙委任ではない
読売新聞ー郵政以外の課題にも取組め 功を奏した劇場手法 改革期待する有権者 民主は解党的に出直せ 大きく動いた無党派層
産経新聞ー自民圧勝 極めて重い首相の責務 外交含め官邸主導の強化を 民主は敗因検証を 負担を封印するな
中日新聞ー白紙委任と誤解するな 小泉自民党が圧勝 「小泉自民党」になった 衆愚政治に陥る危うさ 変わる選挙のありよう
白紙委任ではないという趣旨の見出しの言葉が朝日・毎日・中日3社に出てきます。社説の中身に首相の任期に触れているものー毎日新聞が社説で「任期切れで退陣と明言」、日経新聞が社説で「仮にあと1年としても」、朝日新聞が政治部長コメントで「任期を延ばすのかどうかも決めるべき」、静岡新聞が大自在で「主役の任期延長でそらすようなら」、中日新聞が記事の見出しで「総裁任期延長論強まる」とあります。小泉首相、明言通りに1年で退陣するのか、自民党の政策政党への転換に関わる大きなテーマです。
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