2005年09月09日(金) |
夜明けの抜き打ち測量、オオタカの森の小屋は守る |
夜明けと共に抜き打ち的に開始された村田さん、桧林さんの3ヶ所の茶畑の測量は、桧林さんが5:30に発見するも、多勢に無勢で、抗議の声をあげつづける以外に測量を食い止める手段がありませんでした。その場で立ち尽くすしかなかった地権者の方々の胸の内を思うとなんともいえない複雑な気持ちでした。
しかし、その後、続々と集まってきた反対派の住民グループは、怒りを胸に秘め、直ちに発想を変えて、下の松本さんの土地にあるオオタカの森の小屋周辺の測量を食い止めることに全力つくす体制づくりに入りました。夕方には参加者は60名ほどになりました。
小屋の前の県有地を中心に3方から、さながら「出撃」という感じで小屋前のバリケードに県職員と測量班が「進撃」、そして県有地よこの松本さんのみかん畑と県有地の測量をはじめる、これを迎え撃つ住民グループ、「白兵戦」の様相であったようです。混乱から県側の測量班はみかんの木を折ったとのことです。
現場の藤田泰秀空港建設事務所副所長は、住民への説明責任は形式的に「35条調査にご理解下さい」、安全優先姿勢をかなぐり捨てての実力行使。その手法は、軍事作戦と同じで、「力を誇示しての正面戦」「弱い所があれば徹底して叩く」「時に陽動作戦の活用」です。行政の事務執行とはほど遠いスタイルです。これが公務員の姿なのか、大いに疑問です。
山の中の空港反対の観音様がある周辺では、朝の茶畑の陣頭指揮をとった岩崎富夫管理室長が、その成果を誇示せんがばかりに、藤田さんよりも強硬姿勢で調査を推し進める、こんな感じだったようです。現場の責任体制は、小松幸雄建設事務所所長をトップに藤田ー岩崎体制であるようです。その上に谷和美空港部長がいます。その強攻策も成功しませんでした。小屋は守られました。
結局、5日間で調査を終えることが出来なかったわけです。そして明日が6日目最終日になります。県側の職員は勿論の事、反対派住民もこのようなやり方で行くとエキサイトして双方に怪我人が出ることが十分に予測されます。空港部長は、明日の測量は航空測量に切りかえる決断をすべきです。
総括集会で、松本さんは「心の中に測量の杭をうつことはできない」とあくまでも非暴力で抵抗することを宣言しました。住民グループはひょっとして夜中の調査もあるのでは、とオオタカの森に泊まりこみ体制で警戒しています。とにかく、明日は現地に出切る限り大勢の方々に来てくださる事を訴えます。
バスは、6:30に静岡駅南口です。自分の車で行く方は出来るだけ早く現地入りして下さい。夜明けは5:00くらいです。
※※ 衆議院選挙もあと残すところ1日となりました。依然として民主苦戦です。選挙戦にも全力です。
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