2005年09月02日(金) |
空港反対地権者、住民団体の記者会見 |
9月5日からの静岡空港土地収用強制測量に反対する記者会見を、空港はいらない静岡県民の会・共同代表の吉本健一さん、佐野慶子静岡市議、事務局長の桜井建男さん、そして私で記者会見をおこないました。
文書としては、8団体による「闘争宣言」となっていますが、本来地権者としては、「平常心宣言」としてアピールして欲しいとのことでした。今回の測量対象は3,6haですが、それぞれに場所も離れており、どのようにして抵抗の意志を示すのか、様々な議論が行われてきました。地権者としては、県側の推進のスケジュールに惑わされることなく、農民として大地に根ざした戦いをやり抜きたいとの決意を示されております。
私は、会見で3点を述べました。第1点は、知事は選挙結果を受けてまずは地権者との話合いを行うべきである、ところが警察権力の導入も辞さないとの姿勢を示していることに怒りを感じている。第2点は、総選挙の最中での強制測量は極めて遺憾なことで、マスコミからこの測量をおおい隠そうとするその姑息な姿勢、総選挙の政治争点に公共事業の見なおしがある中での土地収用というのは歴史的事件である。
第3点に、この6日間だけに問題を集中するのでなく、静岡県の民主主義に関わる問題であり、再度の住民投票運動を起こすかどうかの連携の中で今回の現地の戦いを位置付けたい、と述べました。警察官配置を前提に5日からの測量が始まります。まさに静岡県の民主主義が問われています。
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