| 2005年08月07日(日) |
若い世代の国際協力の経験に感動 |
アジアを考える静岡フォーラム主催の学習会で三田景子さんの「ラオス報告」を聞きました。県立大学の「アジアフォーラム」というサークル活動に参加していた三田さんは、大学卒業後、NGO団体の派遣で3年間ラオスでの教育支援活動に従事していました。ラオスの概要、歴史、教育事情、保険医療、海外への出稼ぎ、日本への出稼ぎなどプロジェクターを使っての話はとても新鮮でした。
報告の最後に三田さんから参加者にワークショップ提案。テーマは「ラオス教育への支援、何をしよう・・・?」。サマージャンボ宝くじで1億円が当選しました。心優しいあなたは、全額を教育分野への支援に使うことを決心しました。あなたなら、次の9つの事業からから、どれを優先しますか、という内容です。1番目にやるべきことー1つ、2番目に2つ、3番目に3つ、4番目に2つ、5番目に1つを選んでください、というものです。
参加者がそれぞれ5分間の時間を与えられ、どれを最優先するか、どれを一番最後にやることにするか、を検討します。この結果には、参加者それぞれの価値観があらわれます。因みに私は、最優先課題として、校舎を約30棟建てる(全国で約4000棟不足)、最後にやることとして、「小学生エッセイコンステスト”私の夢”開催(入賞者へ奨学金など)を選びました。
この9つの事業はラオスで実際に行われている事業だそうです。参加者がどの事業を1番目に、どの事業を9番目に選ぶのか、これは結構分かれます。三田さん曰く「それぞれの方の生きてきた人生の過程に影響します」との解説。確かに、事業の中に「経済的に貧しい地域で学校給食制度をつくる」があり、ある方は、この事業を最優先課題に挙げました。彼曰く「自分が小学校で一番国に残っていて、一番楽しかったことだったから」。私は3番目の3つの中のひとつでした。
次に今度は二人づつチームを作ってもう一度選び直します。そしてそれを再度発表します。三田さん曰く「皆さんは、それぞれ何故自分がこの事業を選んだかを相手に説明をしますね。そして議論して、相互に納得して選び直しました。ところがこれが国際協力になると、相手国にこの過程を説明することを怠る場合が結構あります。お金を出しているのは私達、私達が決めるのは当然、という「思いあがり」みたいなものがって、相手方との対等な議論がなされません。今の国際協力の最大の問題が、ここにあると思います」 納得。ラオスに行く前の三田さんも知っているだけに彼女の大きな成長を感じました。というか、感動でした。私達、大人世代よりもよほどしっかりしています。 「近ごろの若者は・・・論」は慎まねばと思いました。
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