まつや清の日記

2005年07月26日(火) 新聞各社の選挙総括はじまる

 昨日は、農業水産部主催の遺伝子組替え作物講演会がありました。講師の安全性に関する知識不足問題も明らかになりましたが、質問時間があまりに少なく、がっかりしました。当局側のせっかくのやる気ですので、賛成派、反対派を交えてのシンポジウムをやっていただきたいものです。新潟県では、県主催の賛成派、反対派まさに平等な討論会を開催しています。これも知事の政治姿勢によるものが大きいいようです。

 さて、各新聞社の知事選挙総括が始まりました。これからの4年間、直接的には静岡空港問題の強制収用問題が動き始めますが、選挙結果総括をどう分析するかによってかなりのズレが出てきます。「空港はいらない県民の会」からの3社の世論調査結果をひとつの支えにして、検討がはじまる再度の住民投票運動と土地収用測量問題が今後の焦点になってきます。

 記者会見で、石川知事は、半数以上が投票していないことに対しての質問で「私への消極賛成」だとの言い分、4年前も確か同じようないい方をしていますが、この方の変わらない「慢心」体質でしょうか。

 各政党の記者会見もあったようです。(朝日新聞朝刊より)
 自民党・前沢侑幹事長「圧倒的な信任は得られた」「吉田氏の50万票は予想より多い。多選批判が予想より多かった」「静岡空港への県民の理解は得られた」−不思議にも多選批判は認めながら空港批判は認めない、おかしくは・・・。

 民主党・榛葉和津也幹事長「様々な事情の中で対抗馬を出せたのかということを交えて、投票率がこう言う結果になったのは問題。県連の分裂が深まったとは思っていない」−鳩山来静問題など自ら分裂を深めた妨害工作を潔く認めるべし。

 公明党・谷副代表「石川知事の82万票はよく取ったのではないか」「空港問題、県庁の不祥事が長引いているとの指摘もあった、多選批判はなかったようだ」―公明党らしいコメント。

 共産党・松下功委員長「善戦健闘」「覚書という名称の協定を結び、候補者を一本化したことが最大の要因。共同が早ければ覆すことが可能だった」「この経験を生かしたい」―覚書と党推薦の区別の真摯な自己切開を求めたいが・・・・。

 社民党・酒井邦夫代表「社民党に「支持でなく推薦に」ととの働きかけがあった」「推薦の腹を決めて文書を作ったが、「政党とは協定しない」と断られた」ー共産党との関係での吉田陣営の揺れ動きについての言い分は、そのとおり。

 それにしてもこうした記者会見に登場できない「緑の会議」としては、やや複雑な想いです。昨年の参議院選挙については、中村敦夫参議院議員現職がいたこともあり、会見要請を受けました。直接的に国会議員を含むことが要件のようですが、ローカルパーティ的に登場をした場合、どのような扱いを受けるのか。今回の選挙での共産党推薦を打ち消す為の社民党推薦移行要請や民主党色強化方針を先頭でやらざるをえない立場としては、自己矛盾でした。

 各社の選挙総括については、連載ではじまっている社もあり、明日にします。
 


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K.matsuya

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