まつや清の日記

2005年06月07日(火) 知事、出馬表明で「法定闘争も辞さず」発言

 昨日の知事記者会見、各社新聞報道で全容が伝わってきます。それにしても、驚くべき発言をしたようです。「土地収用・事業認定がなされなければ私への死刑判決」として、その時には出馬しないことを公言していた石川知事。会見では、それは「約束でなく、単に政治状況を述べた」だけ、また「認定されなければ法定闘争も辞さず」、とか。

 すごいですね。事業認定なしを自分への死刑判決といっていた方が、認定なしなら法廷闘争で闘う、県民は私を支持している、と。これは何なんでしょうか。ロジックが成り立ちません。だったら,最初からそのように主張されていればよかった、はずです。結局、「事業認定=公権力発動」を「自らの進退問題=私的利害」とイコールにしてしまった、3期12年に長期政権の思いあがりがなせた技でしょうか。方針転換を明確に県民に説明すべきです。

 知事が発表した「しずおか県民満足度日本一宣言=石川よしのぶ、しずおか一筋=」という10大公約。これについては、機会を改めて批判をしますが、ざっとみて、とにかく現状の県政をただ羅列しているだけで、新味がありません。危機感がないんでしょうね。ただ1ついえることは、四年前に掲げた「情報公開日本一」がはいっていないことです。四年前の公約を果たせない、あるいは、10大公約に入れることができない、いれない理由を説明しなければなりません。

 実は今日、浜松市で「2005年国際博覧会記念 風力・再生型自然エネルギー・燃料電池国際会議・見本展示」の開会式があり参加しました。石川知事の最初の挨拶、全然さえない、つまり自然エネルギーの意義を語れず、「化石燃料が有限だから新エネルギーを開発する必要がある」という認識。そのあとたった北脇浜松市長の方がよほどリアルで説得力ある発言でした。

 石川知事、大丈夫ですか?

※※ この国際会議、昨年のボン会議の続きでもあり、今年の2月のハイリッヒ財団の自然エネルギーセッションの続きでもあります。詳しく後日報告します。また、午後は、麻機遊水地「ダイオキシン」問題の会合がありました。くこれについても後日報告します。


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K.matsuya

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