まつや清の日記

2005年04月26日(火) 今尚続く尼崎脱線事故救出作業

 既に亡くなった人が75名。

 まだ閉じ込められている人がいて救出作業が続いているとのことです。マンションの駐車場に電車が突っ込んだためガソリンが流れ出ており、引火の危険性から油圧式などとにかく火花が出るような電車切断などができなくて、すべてが手作業の救出作業。本当に大変な脱線事故となっています。

 今日は1日中勿論このニュースでした。

 ただ、亡くなった方々のプロフィールが少しづつわかってきて、71名の方の名前と、わかっていて公表できる情報がテレビから報道されています。プロフィールに何か自分の感性に触れる情報が少しでもあったりするとたちまち感情移入が始まり、涙が出始めます。一人一人の育ち、何故この列車に乗っていたのか。本当に人間の偶然性というものが運命を深く変えてしまう、まさにそこに立ち会っていることになります。

 遺族の方々にとって納得できない突然の死。

 とても受け入れられる状態ではないと思います。妻を亡くされた夫が「顔に損傷がなかっただけでも幸せものです」と淡々と語っている姿に、内心はそんなことはないと思いますが、何か、人間というもののすごさを感じてしまいました。原因分析は、まだはっきりしていません。ただ、こうした事故がおきるとどうしてもこの脱線が起きた背景や運転手の心的な問題、過密ダイヤによる構造的な問題など「怒りの矛先」の議論が始まるわけです。が、とにかく正確な情報と、「悲しみ」を精一杯からだにためこんで今後の方向性を見つけ出して頂きたいと思います。

 今回もレスキュー隊の存在意義をあらためて痛感しました。明日は中越地震被災地小千谷市の視察です。

 


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K.matsuya

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