まつや清の日記

2005年04月20日(水) 愛知万博のみどころは?

 静岡県スペシャルデーということで、あいにくの雨でしたが、今日、長久手会場のEXPOホールで開会式が開催されました。代表挨拶は副知事でしたが、英語通訳も入り国際博覧会らしい始まりでした。ただ、式の直後に抽選会なんかがあったりして最初から騒がしい感じで、ヤマハ吹奏楽団の演奏会をやるとか、富士山の立体映像とか、何か工夫があった方がいいように思いました。

 せっかくの視察とJRのリニアやトヨタ、日立のパビリオンを見ようと思いましたがそれぞれに40分、3時間、150分待ちということでこれはダメ。70年の万博の時もなんか混んでいたナーなんてことを思い出しながら、待ち時間のないところはと歩き始めました。

 すると『アルジャジーラ放送』のあるカタール共和国の看板が目に付き、誰も並んでいない、ここだ、ととにかく入りました。そんなに広くないのですがヘナを使った女性のための化粧コーナーには結構待ちがあり、ホーッと眺めていました。傍に小さな音楽演奏のスペースがあり、誰かが「何時演奏はあるのですか」の質問。「日本と違うから何時とかじゃなくてそのうちにはじまるよ」の答え。そこで観客席に座って待っていると5分もしないうちにシンセサイザー、ドラム、ヴォーカル演奏。イヤー楽しかったです。

 そのあとはハシゴ。サウジアラビアー3D映像が結構面白い。イエメン、バングラディッシュ、パキスタン、スリランカーここでカレーをたべましたがおいしい。韓国は待ち時間がありました。でも、ちょうどシム・ガヒ錦林舞踊団の創作舞踊、パンソリ、太鼓演奏45分を観劇する事が出来、これにはすごく興奮しました。中国ー広いスペースの空間デザインがなかなか。大画面映像の部屋もさすが。モンゴル、ブータン、中央アジア共同館ーここで政府から派遣されているという大学生と中国問題で意見交換、刺激を受けました。ネパール、インドー「菩提樹の下で」のメインスローガンには引き寄せられるものがあります。

 ここまで比較的、物販中心でグリーンツーリズムの様相。そこで先進国は?と、ふと隣を見るとカナダ。待ち時間ありでしたが、みようかと。ここでは多様性をテーマにした8分の2つの映像。10メートルくらいの天井の円形の壁の全面にランダムに凹凸を作りその上にレースのカーテンのようなものをかけ、光でオーロラを再現しています。この広大な円形をスクリーンに、ちょうど目の高さに20個くらいのテレビ画面を横に並べていき、4種類の画像が次々に変化し、全体のオーロラの部分にもいろんな映像が流れます。そして、もう8分は、その内側といいますか同じように円形の壁をスクリーンにして今度はもっと大きな大画面3つに同じ手法で多様性がテーマの映像。

 物販的雰囲気とはガラリとかわってのテーマ追求型パビリオン。おもしろかったので説明書が欲しいと係員の方に話しかけたら「そうした声を沢山頂くのですが、感性で受けとめて下さい。説見書などは一切ありません」とのこと。なるほど。何故か、他の先進国のパビリオンを覗きたくなりました。戻らなければならない時間。最後にとキューバ館。ゲバラの写真展。オー!。係員の方は大変若そうで「あなたがたはゲバラを知っているのか?映画「モーター・リサイクル・ダイアリー」は観た?」ととても楽しい会話が出来ました。日本に留学していたとのことで日本語は結構うまい。ラム酒もストレートで飲んでしまいました。

 というわけで、もう一度いって見たいと思ってしまった万博視察でした。
 


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K.matsuya

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