2004年05月12日(水) |
知事交際費現金出納簿87件開示される |
本日10:00県の情報公開コーナーで4月16日最高裁判決を受けて87件の現金出納簿と19件の支出証拠書類の公開が行われました。
87件のうち54件は葬儀など生花で県職員、県議会議員、国会議員、国関係者が相手方です。残りは贈答品などで、国への陳情に伴うお土産(ビール券、お茶、メロン、外国人向けという15万円のオルゴールなど)、そして随行職員の交通費などでした。
差し戻し審は、懇親会、接待費など18件と領収書など支出証拠書類88件です。
最高裁判決はあらかじめ公開が前提となるので葬儀などの生花の相手方は公開という理屈です。公開されたその生花の相手方の所には「〃」という記載となっていルものが数件あります。「〃」の上の欄には実は知事、副知事が香典を持っての参加する相手方が記入されていますが、今回非開示です。同じ情報が一方で公開対象であり、一方で非公開という論理矛盾です。 今回領収書は、全部非開示ですが87件が差し戻しです。 いくらで県と取引しているかが分かると営業上の不利益につながるという理屈ですが、開示された生花の相手方の所にお店の記載があるものがあります。これも論理矛盾です。
この程度の中身を15年間も争って来たのかと思うとがっくりします。 この程度のこと、だけでなく残り全部を自主的に公開できない石川知事の政治姿勢、3年前の情報公開日本一の公約を裏切る現実に怒りすら湧きます。
とにかく、差し戻し審で勝訴判決を勝ち取るべくこれからも頑張ります。
※ 写真は開示された出納簿の一部。事務所にあります。
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