2004年03月29日(月) |
静岡空港建設の継続決定に怒り |
公共事業システム検討委員会航空部会の結論が出ました 継続です。 部会の後の石原大臣参加の省議もすんなり、です。 事業再評価のチェックポイントのである費用対効果1,0に必要な86万人を本当にクリアしているのかどうか疑わしい元データ「水増し」問題や事業実施のメドである土地の確保が強制収用しなければ不可能なであると言う問題に何の答えも出さずに、継続決定した航空局の判断に怒りを覚えます。 石原大臣は、こうした現状を十分に把握しているのでしょうか。 今日は、まず9:30の検討委員会の始まる前に「公開傍聴」の申し入れをしようと7名のメンバーで特別会議室の前で待機。9:30になれど、航空局長以下参加者メンバーは誰も来ず。元の課長補佐が、やってきて1階で話しあいます、だけど傍聴は内部会議なので認められませんとオウム返しの返答。「公開傍聴」申し入れ文書を読み上げ手渡しました。 10時になると、再び現われた元野課長補佐はマスコミに対して「今日はこの場所で会議はできませんので場所を変更します」と話し出しました。私たちとして会議をつぶすのが目的でないので、この段階で1階での話し合いを受け入れ、計画課長との話合いに入りました。ということで、特別会議室での検討委員会が開催されるのですが、たったの30分、10:30。11:00ころからマスコミをかわして省議が場所も明らかにされず開催され、これも30分も立たない間に結論。 13:00から緊急の記者会見を記者クラブでおこない、抗議文を発表しました。 石原大臣の凍結を求める153名の国会議員を無視した対応に金田誠一議員が多忙の中、急遽駆けつけて同席してくれました。初めて東京での記者会見をおこないましたが、結構関心が高いことに驚きました。中央マスコミ対策の重要性を感じました。 省議決定文書を入手して直ちに静岡県空港建設局へ。と言うのも、毎週金曜日に13:00から14;00の1時間、雨の日も風の日も空港反対の署名を取り続けてきてくれた「オリーブの風」の女性を中心としたグループが、たとえ、国が補助金継続を決めるにしても、反対の世論があることをしっかり示しておきたいと、急遽の10ヶ月に渡って集めた2140名の署名の提出があったからです。7人の女性の訴えはなかなかでした。 さて私たちは、いま、闘いの現状はどんな局面に至っているのでしょうか。 私は、今回の決定に至る昨年7月からの静岡県事業評価委員会の決定からの8ヶ月、反対派は多いに健闘し、次につながる闘いの基盤を築き上げていると思っています。 私たちの闘いは、一つの転機を迎えて、新たな闘いに踏み出します。 それは、来年7月の県知事選挙を睨んだ上での参議院選挙であり、総務省による再評価のチェックへの働きかけであり、土地収用をあきらめさせることであり、自然エネルギー基地拠点の対案作りです。 すぐさま、需要予測の元データー「水増し」問題の検証に入ります。 諦めません。 闘いは続きます。
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