2004年03月28日(日) |
ヤシン氏の殺害ー報復の連鎖とテロ遺族たちの対話 |
イスラエルによるテロ撲滅としてのヤシン氏の殺害、抑圧からの解放としての自爆テロ、国連でのアメリカの拒否権発動によるイスラエル非難決議の廃案。
もはや、とめられない報復の連鎖がはじまったといえます。 そんな中、昨日のNHKによる「遺族たちの対話」と銘打ったイスラエルの側の自爆テロによる被害者家族、パレスチナのイスラエル軍による被害者家族、その一同があつまる集会のドキュメンタリー番組が放映されましたが、考えさせられました。
9・11テロの後にアメリカのアフガニスタン報復に反対する家族たちの運動がありました。報復戦争に反対したアメリカの国会議員・バーバラ・リーさんを日本に呼ぼうという運動の一環でサンフランシスコにいったのが一昨年ですが、そのときに9・11被害者の家族に直接に話を聞きました。
非暴力主義が意味を持たないかのような現状ですが、「こうした被害者家族の叫びが、市民の中に広がり政治指導者にも声が届く、そんなことを希望にこの試みを続ける」という被害者家族のインタビュー発言。
気分的には、ハマスの報復支持!といいたくなりそうな自分にこうした人々の存在をどう受け止めるべきであるのか、非暴力主義とは何なのか、じっくりと考えなければいけないと言い聞かせているところです。
写真は駿府公園の写真です。実は、今日「文化の風」という市民団体の総会で、「貧乏神を追い払う」講演での田邊哲さんのそばを打つ姿を伝えたかったのですが、カメラ不調で、再度の駿府公園での花の登場でした。
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