けちぞう日記
妻やムスメから「けちぞう」と呼ばれる男の日記。
と,いっても書いてるのは妻。

2006年10月08日(日) 失態

那須に来た。

昨日は,吹きガラスをやるという妻と下の娘をガラス工房に送り届けた後,
上のムスメの希望で「3Dホラー館」へ。
春にも来たな…。ふっ。
気を失いそうになりながら,なんとかホラー館をこなし,
妻と下の娘を迎えに行こうとしたら。
渋滞にはまった。

ええ,ええ。
罵られましたとも。よりによってこの2人を待たせたんですからね。

しかし,2日続けて罵られることになろうとは。

今日は,いつもの牧場でなく,もっと広い牧場に行こうと企画した。
いつものように,ぐずぐずする人たちをさりげなくせき立てつつ,
なんとか車に乗り込む。
よしよし,今出られれば、まだそんなに車も混んでいないはず。
ところが,そのとき妻が。

「あれ?お財布…」
「忘れたかな」

えっ,またですか。
あれほど,出かける前には用意をきちんとして確認するようにと…。
ここは、部屋から駐車場までけっこう距離があるんですから。

「ああ,あった,あった。おほほほ」

なんだ,そうですか。

あれ?

そういえば,僕の財布はどうしましたっけ?
は。
財布はともかく,免許…。

「はあ?免許をお持ちじゃないんですって?」
「たーいへんだ,不携帯で捕まっちゃうよ」
「そりゃ,まずいっすねえ」
「いつもご立派なこと言ってらっしゃるのに,どうしたことでしょう」

い,いや,たぶんどこかに入っているはず。

すると,下の娘が
「あたし,金庫を閉めるときに見た。おとうさんの」
「写真がついてるカード」

嗚呼。

と,いうことは。

「金庫の中だね。くすっ」

なんでうれしそうなんだこの人。

仕方ない。免許を持たずに車を運転するわけにはいかないからな。
取りに帰ろう。

「私は車で待ってるからね」

ええ,あなたが降りるとは思ってませんよ,まったくね。

「あたし,ついて行ってあげる」
「おとうさん,金庫開けられないでしょ」

「ぶはは。やさしい娘でよかったねえ」

うるさいな。

なんとか免許も手にして,再び出発。

「おおー,いい具合に混んでますね〜」

ううう,うるさい…。

この後,動揺したのか道にも迷い,妻にナビゲートされる始末。

勝ち誇られたのは言うまでもない。


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きゅ〜