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2017年04月22日(土)
Suchmos『TOUR THE KIDS』

Suchmos『TOUR THE KIDS』@恵比寿ザ・ガーデンホール

サチモス! ピース! ヴァイブス! キッズ! ドライヴ! い〜や〜よかった〜、この波乗った! ってときの若者の勢いが眩しくて未来は明るい〜とか思いましたよ。青春。眩しい。ミラーボールから降ってくる多幸感。

アディダス着てった方がいいですかね…と形から入ろうともしましたが結局いつもといっしょ、そしていつもといっしょってことでリキッドに行こうとしてました。習慣こわい。ガーデンホール久々だなあ、いつ以来だと思ったらヨンシー(シガーロス)以来だった。六年半ぶり、ヒー。ヨンスとヨンシー、ヒー。そんなこんなで一見さんと思しき方も多く、彼らといっしょに歩んでます、歩み続けます! てな感じのキッズも多く、親子らしきひとも多く、とても幅広い客層。開演迄のフロアのワクワクした空気がとても気持ちよくて、ずっと笑ってたなあ。

さて本編ですが、いやはやホントに歌も演奏も巧いわ…ハッタリじゃなく。すごいなこの若さでこの老練っぷり。こういうところもなんというか、若くてビッグマウスでイキッてるイメージだけど、観客に対するMCはとても謙虚で実直だった。いろんな音楽を聴いて吸収して、地道に練習しているのだろうなというのが伝わってくるのも好感度大。音楽と、自分たちの音楽を支持してくれる相手にだけは嘘はつかんという感じ。そしてフロントマンのヨンス、華があるわー。どんな仕草もサマになる。「あと三曲でトドメを刺す!」とかいっても全然いやみにならないよ。むしろそのとおりでしたよ。やられた。

茶目っ気もありつつ、フロアとのやりとりを楽しんでる感じ。東京の観客はシャイなひとが多いのか、ツアー最終地のおちつきっぷりにちょっと困惑していたようでもありました。「SEAWEED」スキャットのシンガロングには指導が入りました(笑)。「タイキング、ヘ〜イ」はタイキングに100点もらう迄がんばりました。しかし「STAY TUNE」はあのヴォーカルを聴きたかった、サビんとこ殆ど唄わずフロアにマイク向けられましてん。実際今シンガロングつったらこれだろってとこではありますが。

それにしても地方はどんだけ盛り上がったんだろう。メンバーも「東京、こんな?」とオロッとなってた感じがしなくもなく…地元に近いのに? みたいな。「地元の歌」といって演奏した「MINT」は沁みました、茅ヶ崎の人間じゃないけど。J.A.Mの「MINT」といい何故このタイトルには名曲が多いのか! 多いって、二曲だけしか知らんが。オーラスの「地元の歌」もよかったなあ。ほろり。地元と仲間をだいじに。今は失うもののことなど考えなくていいんだよ! まぶしい!

今はみるみる目標が達成出来てってるのでしょうが、夢はもっと先にあるからまだまだ、といった地に足のついたふるまいも尊敬出来る。ガーデンホールにはおさまらんといった風情の、あの規模ではあまり使わなかろうなレーザーとかバキバキ使ってたのも勢いあっていい。横浜スタジアムからの〜、「十二球団全部やりたい」んだそうです。十二球団のスタジアム制覇って意味ね。それ、観たいな! しかも新曲がすごくよかったんですよ。未来は明るい。

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・Suchmos 2017/4/22 恵比寿ザ・ガーデンホール (東京) セットリスト | みんなのセトリ
ツアー終了前なのでリンクのみで

・なぜSuchmosはブレイクできた?マネージャー・金子悟が語る - インタビュー : CINRA.NET
「ルーティーンを嫌い、カウンターであろうとする」「彼らはアンテナをちゃんと張ってるし、人を見る目があって、誰に対してもいい子ではない」。キャパの増やし方、チケットの売り方も考え抜いてる。
あとBEAMSのブギーバックの企画、「(ボアの)EYEさん出るんだ」ってとこにちょっと笑った。読み応えあります