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2013年11月10日(日) ■ |
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菊地成孔 3DAYS duo with 大友良英 |
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菊地成孔 3DAYS duo with 大友良英@Shinjuk PIT INN
えーと全然レポじゃないですよ。
最近はこのデュオのときしか共演がない、と言っていた。じっくり話すのもステージ上、年に一度。ふたりとも後ろを振り向かないタイプなんだけど、と前置きをしつつ、一緒にバンドをやっていたときの海外ツアーの思い出話に花が咲き、あの店のどの料理が旨かったかと笑い、自分たちの現状に苦笑し、「致命傷にならない程度の」痛烈な皮肉の応酬に悔しがってまた笑う。それが来年へのモチベーションになる、ってね。そして演奏はいつもの通り。勿論その「いつもの通り」は、出会って二十五年、ピットイン3DAYSでの九年を経ての「いつも通り」。
ピアノの連弾が聴けたのは嬉しかったなあ。低音菊地さん、高音大友さん。ふたりのまるまった背中と、凶暴な音のやりとりのギャップは観ていても聴いていても楽しかった。大友さんはプリペアド仕様なもんで弦を切ってしまっていた(ヒー)。これがファーストセットの最後で、セカンドセットの最初で今度はギターの弦を切った。涙を目尻ににじませそうになり乍ら、ゲラゲラ笑う。この疼痛が菊地さんだなあと思うのはいつものこと。
あと書いてよさそーなとこ(個人判断)
・サーキュレーションブリージング(循環呼吸)が出来ない話 ・それはほらさ、菊地さん窒息が好きだから!いろんな意味で! ・で、その流れではないけど海女つったら水中に潜る訳で、ほら、それで、もう興奮しちゃって(以下略)
・フィードバッカー! ・き「今年はドレミファソラシドは使えない。皆そのあとに続く音階を想像しちゃうから!」 ・き「クドカンさんに似てるって言われたことある。似てないよ!」お「落ち着きがないところが似てるよね」き「ああそうね。でもあのひと身長180cmくらいあるでしょ、おっきくて落ち着きがないって…俺はチビだし軽躁で(略)」お「そんなにちいさくないでしょ?」き「……チビじゃないひとは皆そう言うんだよ!!!おおきいひとには解らないんだよ!!!」お「いや俺だって顔が大きくて、集合写真撮ると遠近感がおかしくなるし合うヘルメットがなくて」き「そうでもないでしょ」お「顔が小さいひとは皆そう言うんだよ!!!解らないんだよ!!!」 ・………(微笑) ・しかし「ちいさいからおおきいひとに襲われるんじゃないかって恐怖感が常にある(その後例のトラウマの話に)」って話にはキュンとなりましたね(笑)連弾のときも怖かったんだって、となりにおおきなのがいてガンガンピアノをたたくから ・前田日明と対談したときあまりのおおきさにぼーっとなる
アンコール曲におろっとなる。たまたま二日前にカラックスが出たEテレフランス語講座の録画を見直してたところだった(番組内の歌のコーナーでこの曲が課題だった)。日本語詞で唄われました。今年の夏に思いを馳せる。
あっあと六本木ピットインを「ろっぴ」て略すんだって今回初めて知った!と言っても六本木店はもうないので使う機会はあるまい(こういうのがまたせつない)。
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