mouse on the keys絡みで数年前から気になっていたKAIKOO。インディーベースで活動するバンドが多く集まるイメージでしたが、ここ数年でみるみる会場と参加バンドが膨れあがり、今回は船の科学館敷地内で二日間開催の規模になりました。これ迄なかなか日程が合わずようやく行けた!二日目のみ参加してきました。
■WUJA BIN BIN@BLACK EMPEROR ビークルではkeyを担当していたケイタイモくん。彼が本来の?パートであるベースを手にバンマスを務める「大所帯プログレッシヴ吹奏楽バンド」WUJA BIN BINが本格始動!(プロフィール紹介も含めたこのインタヴュー面白かった!・CONTRAST『WUJA BIN BIN | 男女13人音物語』)ファーストアルバムリリース直後に観られてラッキーでした。 もともとは類家くんが参加している…え、ゴセッキーも?圭作くんも!?と言うことで俄然興味が増した訳ですが、ほんぎゃーめっちゃ好みの編成と音でした。確かに「大所帯プログレッシヴ吹奏楽バンド」、しかも変態色!ギターレスで鍵盤×2、シロフォンも入ってる。ヴォーカルは言葉をパーカッシヴな音にする。うわんこういうの大好き!またヴォーカルのひとりアチコさんの笑顔がちょー素敵で!二列目で終始ニコニコして観た。 何せ13人もいるのでセッティングが大変、各パートのマイクチェックも大変。かなり入念にチェックしていましたがやっぱりいっぺんに音を出したときのバランスと言うのは演奏が始まってみないと判らない。序盤はホーンの音が埋もれて殆ど聴こえずおろおろする。しかしここからがPAスタッフのすごいとこでした。演奏中ホーンやスティールパン等の生音楽器の側に駆け寄っていき耳を近付け、卓にサインを出していくのです。すると確実にそのパートの音が鮮明になる。スティールパンなんて、スタッフさん底に這ってって耳を近付けてた。各プレイヤーも演奏し乍らどんどん要望をジェスチャーで伝えている。みるみるうちに音が整っていく。類家くんのソロが始まったときにはもうバッチリでした。 えーこれどうやってたの…モニターの返りを確認するってのとは違うよね……。全ての音が鳴ってる状態でこの位置からはこのくらいの音量、音質で聴こえている、だから全体ではこう聴こえてる筈だ、ってのを把握出来てるってことか……すーごーいー。 個人的には新旧DCPRGのゴセッキーと類家くんが前後でソロとったり、ユニゾンで吹いたりしているのが胸熱でございました。Tbのお姉さんもちょー格好よかったし、Clがまたいいの!ソロめちゃ格好よかった。FlとAS兼任でビートたけしの真似がうまかった(笑)NARIさんは匍匐前進も上手で、バンドにふたりいる元自衛官(前述インタヴュー参照)っぷりをアピールしていました…と言えば、類家くん匍匐前進出来るのかな(笑)音楽隊も基礎訓練はやるのではないか。 わーまたライヴ聴きたいよ!レコ発はマニックスと被って行けないよ!(泣)フジとかに出ないかなー。 せっかくなのでMV張っとく。類家くんはアニメでもイケメンだな!そうそう左のほっぺがリスみたいに膨らむよね! ・WUJA BIN BIN / SAFE DRIVING
BLACK EMPERORのサイプレス上野とロベルト吉野と…(特別な1日をあなたに)にトシミくんが出るとアナウンスされていて気になったけどソイルと丸被り。うぎゃん残念。
KING & QUEENはステージが二面あり、ひとつのステージでライヴが行われている間に次のアクトのセッティングが出来るようになっていました。この後のBEYONDSも気になったがこの日前半はもうDCPRG縛りで行くぞ!物販を見て(ソイルの物販のおねーさんちょーいいキャラでした)GRAND MASTERへ移動。
この辺りから雨がパラパラじゃなくなってくる。船の科学館を見学出来るとのことだったので開放してあるミニ展示場へ。連合艦隊の精巧なミニチュアにうわあーとなる。バックホーンの岡峰くんが見たら興奮して喜びそうなものだったよ…(笑)イージス艦の模型もあったよ!楽しくて結構長い間観てまわってるうちに南極観測船宗谷への入館時間が過ぎる(泣)タロジロも乗った船だよー。外から眺める。合羽を着込んで外に出て早めの夜ごはん。iriya plus caféのジンジャーハニーティめちゃおいしかったあったまった!
移動中GRAND MASTERのCalmをチラ聴き。気になる音だった。インストのいいバンドがいっぱい出ているよー。いいフェス!WHITE KNIGHTの入口付近にWUJA BIN BINのヴォーカルバくんが座り込んで雨に濡れたままうとうとしていた。風邪ひくよー。
さて大トリ。サウンドチェックでYokoさんのドラムが聴こえてきます。「Dig The New Breed」のフレーズが聴こえてきたので、あ、やるな、嬉しい!と思う。『neutralnation 2011』に続いての出演、どういう縁?BAKUくんとは以前一緒にやっていたけど、と思っていたら、POPGROUP代表の坂井田さんはブンブンがUKに滞在していた頃のマネージャーだった方なんだそうです(こちらに記事→・Qetic『POPGROUP × Qetic <KAIKOO学習帳>』)。ここでBAKUくんとも繋がる訳ですね。
■BOOM BOOM SATELLITES@KING & QUEEN すごくよかった!先日サカナクションとの対バンが中止になり(まあチケットとれなかったんですけどね…サカナクション人気すごい……)、川島さん復帰後初のステージでした。人間だもの仕方がないわよ体調悪くなることもあるよーと思うものの、川島さんこういうことすごく気に病みそうなので心配でしたよ…以前大きな病気やってるしね。無事治ってよかった。憂愁を帯びた綺麗な声はよく伸び、雨空に似合っていました。 ----- セットリスト(『CHELSEA QUARTET』さまを参照させて頂きました) 01. Freak The Night 02. Moment I Count 03. Morning After 04. Light My Fire 05. Fogbound 06. Kick It Out 07. Dress Like An Angel encore 08. Dig The New Breed ----- 最初にふたりで前に出て、深くて長い一礼をしました。まるで長友のような深いお辞儀を!ロックバンドらしからぬこのサムライのような挨拶、事情を知らないひとからすれば何だ?と思ったでしょうよ……。その後は普通に進行していきましたが、なんてえの、中野くんのこないだの借りは返したるな気迫がすごくて火を吐く般若のようであった。まるでジャンプのキャラのような熱血っぷり…そしてスタインバーガー使ったの久々じゃないか?初心にかえるって思いもあったのだろうか…このひとこういう思いがすごく表に出るよねえ。いいことだ! ちなみにWUJA BIN BINのケイタイモくんもスタインバーガー使いで、一日でスタインバーガー使いをふたりも見たフェスになりました(微笑)。 「Kick It Out」のとき後ろからどわーと集団が駆け込んできて、どしゃめちゃなモッシュが起こる。雨なのにようやる。タメのところでその集団が外周を拡げていったのでサークルモッシュになるのかなと思いきや、ブレイクした途端に中心に向かって走り込みぶつかり稽古になる、と言うとても珍しいモッシュが起こりました。回るんじゃないのかよ!長いことブンブン見てるがこれは初めて見たわー。ハードコア寄りの客が多かったのか皆さん対処に慣れてたなー、巻き込まれたくないひとの逃げるのが早いこと早いこと(笑)。ケガ人が運ばれていった様子もなかったしよかったよかった。 トライバル「Fogbound」のアウトロではいつもブースを離れて丸腰で前に出てくる中野くんですが、この日はそんなクラウドを、両手を腰に置いてエッヘンみたく眺めやっていて憎たらしかった(笑)。この辺りになると、今日は無事やりきれそうだと思ったのかな。そんな中野くん、アンコールで出てきて再び長いお辞儀をする川島さんの背中をバーンと叩いてました。ホッとしたところもあったんだろうな。 つうわけで大トリなのでアンコールあり!ここで川島さんが「個人的なことですが、前回のライヴで事故を起こしてしまって…今日は皆さんに楽しんでもらいたい一心でやりました」と言い、歓声を拍手が起こりました、ほろり。プレッシャーもあったでしょうにようがんばった(泣)! リハでやってたしトーカーマイクあるから絶対そうだろと思っててもあのイントロはアガる、「Dig〜」!踊りまくっておひらきです。転んでもただでは起きないじゃなくて転んだら何かを掴まんでは起きられるかってなすごくいいステージでした
客出しにハラカミくんの「come here go there」が流れてきた。この日会場のところどころでハラカミくんの音を聴けたこと、とても嬉しかったです。