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2010年01月02日(土)
『フォース・カインド』

『フォース・カインド』@新宿バルト9 シアター7

昨年最初に観た映画は『悪夢探偵2』だったんだけど、今年はこれですよ…。いや、景気付けにあんまり考え込まない映画がいいなあと言うあれだったんですが、いやっ、考えちゃう!考えたら怖い!いーやー!(泣)しかも今これ夜中に書いてるからますます怖い!書いてるうちに3時33分とかになったらすごくいやー!!!

実際の映像と再現映像を交えた、って設定なので『es』や『セッション9』みたいなものかなーと思ってたら予想外の方向に話が転がっていきましてん。アラスカのノームで不眠症患者の診察をしている心理学者が体験するーうわああああらすじ書いてるだけで怖くなってきた!信じるも信じないもあなた次第ー!てなんかあったよね、TVか何か…ああー怖いの苦手なのになんで観ちゃったんだあああー。いやミラ・ジョボビッチ好きなんだよね…顔も容姿も……それが理由か。

まあその、「実際にあった映像」と言うのもちょっと眉唾ものではある(2000年に起こったことなのにやたらと古い色合いだし、ノイズも後入れっぽい)けど、なくはない話なのでねえ。宇宙人はそりゃいるでしょう、こんだけ宇宙は広いんだから、地球人だけが生命体ってのもおかしな話でしょう。だからさあいてもいいからさあ、仲良くしようよ!もう拉致とか止めてよ!と言う。まあアメリカって土地もいっぱいあるし家も広いしUFOも降りやすいよね…もうそれでええやん。いるから!いるでいいから!だから拉致とか止めて!娘さん返してー!

しかしクリストファー・ノーラン監督の『インソムニア』もアラスカが舞台だったけど、土地柄不眠症のひとが多いそうですね。『フォース・カインド』で起こった出来事が実話かどうかはおいといても、信じないひとは信じなくていいけど、その不眠症患者や行方不明者がやたら多いこと、FBIがやたら訪問してることってのは…ねえ。事実ですから。そんなこんなで引き込まれるし、うそらさむ〜い気持ちになります。タイラー博士(本物)の顔もちょう怖かったし……。全部つくりもんだとしても、ホントのことだよ〜と見せ切る構成も巧いし、タイラー博士の妄想ですよって見解も描いているところが逆にリアルで面白かったです。

で、まあ、博士の妄想だったらそれはそれで博士がすごい可哀相で……そう言う状態になる迄追い込まれたってことだから。あーやだー結局考えちゃうー(泣)

いやー夜中にひとりで観たくないわあ。でも映画館で観ると音とかすごいからどっちにしろ怖かったわ…しかしいちばんビックリさせる映像がCMで使われていたので、心の準備が出来てビクッとはならなかった(笑)あれCMで見せない方がいいんじゃないのか。

と言う訳で信じる信じないはともかく面白かった…観終わった後えらい話が盛り上がります。ミラも素敵だった☆そして結局解明されなかったズンアブー・イーターって何ー!