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2009年10月08日(木)
いろいろ

あー雨が強くなってきた。実は大雨好きです。晴れも好きだけど。

■気まずい
仕事がパツパツになって、今週行く予定だったライヴやらのチケットをバンバン手放しているんだが、悉く悪天候(つーか台風)でなんだか申し訳ない…あの、特に今日、やばげだったら行かなくていいから!ごめんね!

■今頃気付く
クドカンの歌舞伎、りびんぐでっどってことはゾンビものだよね。ははは

■どうでもいいが
彌十郎さんの件、福助さんのweb日記を見た友人からメールが来て知ったんだけど…未だに伝統芸能のひとがブログとかやってるとちょっとビックリする(笑)いやなんか勘三郎さんがポロシャツとか着てるとあれ?と思うのと一緒で……。歌舞伎のひとは江戸時代のひとじゃないんだよと自分に言い聞かせる(バカ)

■夢かと
うとうとしてたら流れたんで見間違いかと思ったが本当だった。
・『辛そうで辛くない少し辛いラー油』うまい!!篇
「人気ロックバンド『怒髪天』の増子直純さんが、表情豊かに表現します。」
び…ビックリした……。
うわあちゃんと目が覚めてる時に流れてくれ…けど、こういうのって待ってるとなかなか見られないんだよねえ。見られますようにー

■と言えば
音人の増子兄ィの連載、今月号は吉野さんのオモシロエピソード満載ですよ…チワワて…アイボて……。立ち読みしてて笑いで腕が震えたよ。その後チバくん(今は眉あるね)のインタヴュー読んでしみじみしたよ

■『'09←'94 ~debut 15th anniversary best&tribute~』高畠俊太郎
俊太郎が15周年、うそー。トリビュートされる側、うっそおー。信じられん。いつでも俊太郎はフレッシュですからね。見た目も変わんないもんねえ。
ベストとトリビュートの二枚組。メジャーデビューしてから、ULTRA POP、POINTER、AUTO PILOTと言う3つのバンドをちぎっては投げちぎっては投げ、ヤバい歌詞のものはインディーから出し(ニヤニヤね。流石にこれの楽曲は入ってなかった…)、ロケンローバンドにソロ弾き語りにと、山あり谷ありの15年間、いろんな形で続けて来た音楽キャリアの中から選曲した16曲+8曲。
ベストの方は全て既存のトラックで、レコーディングした時期もレコード会社もバラバラなので、通しで聴くと音にバラツキがある。それがまた、あー15年渡り歩いてきたね!と感慨深い。そしてこうやって聴くと、今は随分声が柔らかく優しくなったなあ。「ジェットスクーター」とか声がわけー!そういえばこれ、確か気持ち悪いくらい爽やかにしようと、唄い方とか音質とかかなり拘ったとか言ってたよな当時。本当、気持ち悪い(笑)。ULTRA POPやPOINTERの頃の、サイケ色の強いヴォーカルスタイルも好きだったけど、そこを通過して今の柔らかい声に辿り着いたのかと思うと、この15年間に思いを馳せてしまいますよ…。いろいろあったね!それでいて最後の曲が「GOOD TIMES NEVER GONNA STOP!」ってのがまたニクいじゃない!
と、熱(苦し)く語ってしまう程です。自分内一軍ベンチのうたうたいなのですよ…おらあ彼の歌をリアルタイムに聴き続けられる時代に生まれたことを幸せに思うー!
そんな訳で、「俊太郎が唄っていない」彼の曲ってどうなんの?と聴いたトリビュート盤。うはあ新鮮。いやーホント俊太郎はいい歌書くなー(そっちか)!
皆さん元の楽曲のステキングさを失うことなく独自色がだだもれで面白いです。近藤さんのキラキラポップ「where I'm walkin'」や、HARCOのジャジー「月」アレンジとかビックリした!
そんな中さわおくんと恭一がバンドセット。先輩!hurdy gurdyの木村さん(ex.ZEPPET STORE)は一聴バンド仕様で実は全部自分演奏。ひとりでできるもん!
恭一の「Time」は、サイケなのにまっすぐと言う恭一らしさ全開でこちらもえびす顔です。この曲、聴く前からすんなり恭一の声で脳内再生出来てたなあ。恭一と俊太郎はなんだか母音の発声が似ている気がするよ…。
そして、これ、上田現は参加していないんだなあと思う。
以前DBのイヴェントで俊太郎が唄った現ちゃんの「ドライブ」、すごくよかったんだ。おかえしと言ったら変だけど、現ちゃんの唄う俊太郎の曲も聴いてみたかった。でも、もう聴けることはないんだ。現ちゃんの周辺で音楽をやってきたひとたちが音楽を続ける限り、これはもうずっと、ことある毎に感じていくことだと思う。それは現ちゃんを憶えておくことでもあるし、イヤなことでは全くない。しょんぼりはするけどね

あー長いよー!俊太郎のこととなると延々喋るぞ(笑)。

■面白いので
続けてインディー時代のULTRA POPの音源聴いて、うわあもっとわけー!と爆笑(無礼)。ああ、ひとりのうたうたいの変遷を聴けるこの幸せよー!

■『サザエさんうちあけ話・似たもの一家』長谷川町子
「『すゞしろ日記』は長谷川町子さんのマンガに影響を受けていて…」と言う山口晃さんのインタヴューを読んで、言われてみれば『サザエさんうちあけ話』ってこんな感じだったなと思い出す。小学生の時新聞連載で読んでいて、単行本も持っていた。絶版だろうなーと思いつつ探してみたら、『似たもの一家』と合冊で文庫になっていた。
当時読めなくて飛ばした漢字や、ニュアンスを読み取れなかった(「短気」のところで何故殿中でござるの絵が描いてあるか解らなかったり)ところの意味をちゃんと理解しつつ読むことが出来ました。
軽妙に描いてるけど波瀾万丈。戦時中の話とか、『サザエさん』を出版する迄、してからの紆余曲折は壮絶です。それを「ま、こういうこともあるわよ。なんとかなるわよ」と言うふうに描いている。そして同時に、くらしの中の暗い部分や悲しい出来事をあっけらかんと、醒めた視点で描いている。なんか元気出た…。
諸行無常、すべてこの世はうたかた。
それにしてもおかーさんがすごい。あだ名はヒットラー(当時こう呼ぶってすごい・笑)、判断の早さと言い金の使いっぷりと言い、豪傑です。本人の性格もあるでしょうが、信仰を持っているひとってのは強いよなあとある意味感心もした。
そして改めて見てつくづく感動する、達者なペンタッチ。つけペンと筆のストロークでこんなに均質な線が引けるって…大体つけペンって筆圧によってタッチの強さを変えられるのが特徴なのに。初期作品では強弱タッチあるんですよね。
と言えば藤子不二雄さん(FA両方)も、なんであんなに線がガビらず綺麗にひけるのー?すごいー。このお三方は、どうぶつ絵がとても愛らしいと言う共通点もあります。
『似たもの一家』は、『サザエさん』にも登場する伊佐坂先生のおうちの話です。初めて読んだ。ヒロポンネタにビビッた(笑)何げに過激な……

あーあとトムとフリーのバンドのことやら何やらあるんだけどもうねもい。雨音大きいと逆によく眠れたりすんだよね。