I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
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2009年05月05日(火) ■ |
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ハシゴ |
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『MISSING BOYs ―僕が僕であるために』@赤坂ACTシアター
千秋楽。おおー初日もよかったけどすごいこなれてたー。ポイントポイントの締め方が把握出来てくると、その他の自由度が増すことになって柔軟性が出てくる。バスケのシーンは予定調和にはなり得ない訳で(100%シュートが決められる訳ではないので)、そのシーンは一定期間フリー、と言った状態になると思うんだけど、それが冗長にもならず、性急にもならず、緊迫感を保ちつつも楽しめるものになっていました。SONG RIDERSのメンバーはバランスいいなあ。アドリブ(と言うか、ここもこっからここ迄はフリー、と言う設定かな)もうまいことまわしていた。観客のレスポンスも初日とは桁違い。
やべさんのバスケのシーンも、迫力と言うか…くらいつくシーンの痛々しさがどどんと増量していて、いじってる方が段々苦々しい気持ちになってくる。最後に水あげるシーンは初日にはなかった気がするけどどうだったかなあ。他にも初日よりぐっと深みが増したシーンが増えていたように思いました。
こういうのを観ると、この手の作品ってブロードウェイに向いてんだろうなあと思ったりもする。口コミで評判が拡がってロングランに繋がる、と言うような。日本では短時間で結果を求められるからなかなか難しいんだろうな。夜、野音の後にそういう話になったんだけど(隣席のひとが『シラノ』@日生帰りでミュージカル〜四季の話とかしてたので)、持ち劇場があってロングランが出来ているのって四季くらいだから、他でもそういう劇場があればいいのにね。日本では難しいのかな…特にストレートプレイは(『MISSING BOYs』はストレートではないけど)。
まあブロードウェイやウェストエンドでも、あまりにも評判悪かったら打ち切りになっちゃうけどね(苦笑)そういうとこはシビアですな。そしてあっちは劇評出るのが早く(初日やプレヴューの翌日には出る)、その分劇評家の責任は重大で、ちょっとでもいい加減な書いたらこてんぱんらしいですな(笑)
日替わりゲストは尾崎さんのご子息.尾崎裕哉さんでした。見たことないひとだ…唄い方も玄人っぽくない、でも妙にひっかかるなあと思ったら……ビックリした。
カーテンコールは、若い子が沢山出演する作品でやりきった!と言った喜びに溢れているもので観ていてとても気持ちのよいもので、いいものだった。こんだけ混成のメンバー構成でなんともいい座組になったもんです、よかった!オケピのメンバーも出て来た後、やべさん(脚、本当に相当いわしちゃってたみたいです。おだいじに!)仕切りで挨拶して須藤晃さんとスズカツさんを呼び出してくれた。スズカツさんいい顔してました。二度目に出て来た時は、須藤さんに背中を押されてた。いい作品になって本当によかったなあ(涙)
そうそう、三池監督がいらしてました。ちょっとウケた。
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劇場を出るととうとう降り出していた。やべさんが「外は雨です。尾崎さんの命日にも降って、今日も降ったので、尾崎さんの歓喜の涙だと思っています」と言っていたのですが、野音では現ちゃんが降らしたことになるんだろうな(笑)と思い乍ら日比谷へ。
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UEDA GEN TRIBUTE LIVE『キコエルカイ』@日比谷野外大音楽堂
それにしてもここ迄降らんでもよかろうに(笑)極端なんだよ上田!雨の野音はこれ迄結構体験してますが、流石にしんどかったわ…寒かったし。
しかしライヴはとても楽しかったな。マグミの言うとおり、毎年続いてほしいな。まあ野音じゃなくてもいいから…そんなに広いとこじゃなくてもいいから。
■POLYSICS ハヤシくんは滑りまくっていた、内容じゃなくて具体的に。野音のステージは滑ります。雨が降ると特に滑ります。怪我しないかとか感電しないかとか思ってヒヤヒヤしたよー。レピッシュを初めて観たのはテレビで、小学生で、翌日『KARAKURI HOUSE』を買いに行って…もうTシャツ付きじゃなかったんだけど(ここらへんが熱心なファンらしい(笑))と言う話に客席からどよめきが。小学生かYO!すごく緊張してたみたい。特に「歌姫」では恭一が出て来て一緒に演奏したんで、なんだかもう様子がおかしくなっていたよ。いいトップバッターでした
■東京スカパラダイスオーケストラ 変な話だが、今回スカパラが出ると言うのは個人的になんだか心強かった。メンバーを失った時にどうするか、を知っているひとたちだからだ。ひとの死に慣れることは決してないけど、そのひとがいないことに慣れていくこと、どういう経緯を辿って心を落ち着けていくかの方法を知っている。無理に明るくすることでもなく、やつあたりするでもなく。 今のスカパラは9人。冷牟田さんが抜けてから観るのは初めて。ステージが広く見えたことがショックだったし、センターにチキを言うひとがいなくて、加藤くんや北ちゃんたちがかわりばんこにチキチキ言ってたのもショックだった。解っている筈なのに、何度もメンバーの人数を数えてしまった。でもスカパラはやっぱりスカパラだった。谷中は相変わらず谷中だった(笑) いやーそして何度も言うけど、NARGOはホントに上手くなったなー
■ELE キーボードがサポートで入っていました(奥村くんのブログによると柴草玲さんと言う方だそうです。遠目だったので最初「(ポリの)カヨちゃん!?」と思ったよ)。わあ、あの音色だよー。奥村くんヴォーカルで、その後ふみおくん、ちとせちゃんと参加していく流れ。現ちゃんとの思い出も話してくれて、しみじみしつつも楽しく進行。んが、「ファウル」で、唄っていた奥村くんが「上田現!」と叫んだ後、現ちゃんのヴォーカルトラックに切り替わったのはふいうち過ぎた、どわーと泣いてしまったよ…あああー今日はしんみりしないと思ってたのにー(泣) 「羊のドリー」が聴けて嬉しかった
■LÄ-PPISCH 昨年秋の追悼ライヴとは違って、恭一の曲もやったので、特別な場のライヴではないみたいだった。レピッシュが5人の頃にやってた普段のライヴみたいな選曲。でもドラムは矢野くんで、ホーンは2本で、キーボードは増井くんがやっていた。でも矢野くんはホントよくやってくれてるなあと思うし(えらそでごめんね)とてもいいライヴだったなー。 水戸さんやMIYAも病気してしばらく休んだこともあったし、皆元気でなー!とか思う。飛び入りでTAKUYAも来たよ。本当にいいライヴバンドだな…レピッシュを好きで本当によかった。 「さくらさくら」が聴けた。嬉しかった
レピッシュファンの間では全国区(笑)青森放送の橋本さんが進行。セッティング間にはまちゃまちゃやダイノジのふたりが出て来ていろいろ話をしてくれて、待つ間気が紛れてよかったな。
来年もまた ここで会いましょう 桜の まいちる花の下
桜の季節じゃなくてもいい、毎年続けばいいな。「ひとが沢山集まって楽しそうにしてると、羨ましくて現ちゃん出て来るんじゃない?頭にあの三角の布つけて、うらめしやのポーズで。ベタだから(笑)」と、水戸さんとマグミが話していた(笑)それ歓迎。
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