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2008年11月01日(土)
よこはま

ぶらっと横浜トリエンナーレ。新港ピア、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)、横浜赤レンガ倉庫1号館の展示を観ました。

出発が遅かったのであまりじっくり観れなかった。特に映像作品は時間がかかるからねー。チェルフィッチュは上映時間が合わず、勅使河原三郎は来場とリーフレットにあったが欠席、マシュー・バーニーはすごい行列で閉館時間が迫っていたので断念。BankARTはR15の作品が多く、バーニーのも勿論そうでした(笑)

灰野敬二のブースが大盛況で(な、なんで…)、ヘッドフォンで音を聴くようになってたんだけどそのヘッドフォン数が全然足りてねー。結局サウンドレスのまま暗闇で妙な動きをする灰野さんを観ると言う、本来の意図よりアヴァンギャルドな鑑賞になった(笑)いいのか。オノ・ヨーコは『カット・ピース』の1965年版と2003年版を併映。あーこれ現美の『YES』展でも観たな。観客に自分の服を切らせるパフォーマンスです。これ何度観ても怖いわ…仏教思想をモチーフにしたもので、無抵抗であることで何かを与えると言う表現なんだけど、服を切り取られて行く(最後は下着も切られる)様は身体や心を切られることとさほど違いはないように見える。映像でも伝わる緊張感です。

すげー気になったのがティム・リーの『レトロスペクティヴ・パブリック・エナミー』。ひとりの男性(作家本人)がずーっと面倒くさそうに延々ドラムを叩く映像(モニター2台)。これパブリック・エナミーの曲なんだっけか…ここを読む限り本当にまんま演奏してるらしい(笑)聴き込んでるひとはドラムパターンだけで判るかも知れません、気になる方は観てみてー。

あとペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスのねずみとパンダがおっさんみたいでかわいかったよ!ぬいぐるみのお腹が動くだけで生きてるみたいに見えるんだよねえ(涙)映像作品もあるそうなのでチェックしてみよう。

そんなこんなで美術鑑賞と言うよりよこはま散歩みたいな趣でした。天気もよかったし気温もいい感じでしたー。夜景も綺麗だった!