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2008年10月23日(木)
『ドキっ!男だらけの秋休み』とか

■アホ過ぎて感動した
糸電話で奏でるデリック・メイの“ストリングス・オブ・ライフ”
うかわ……

■高畠俊太郎あれこれ
『headLine』シリーズのホーム、shimokitazawa 440では『SING AS YOU ARE ~'07 live log~』が常備販売されています。ハイラインレコーズの店舗はなくなっちゃったけどまだ手に入るんだよー!気になる方は是非。
ちなみに公式サイトも出来たんだぜ→高畠俊太郎.com
通販の窓口が出来ればいいんだけどねえ…

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大柴広己 もじゃまつり vol.3『ドキっ!男だらけの秋休み』@shimokitazawa 440

大柴さん企画のシリーズライヴ、今回のゲストは磯貝サイモンさんと小林建樹さん。呼ばれると重い腰をあげるすっかり受け身な小林くんですよ、6月以来(これも3年振りだったしな)のライヴです。ああ大柴さん声かけてくれて有難う。

受け身つうてもライヴやるのがうーんうーんと言う感じなのであって、曲作りはマイペースにやっているようです。マイスペでは曲をガンガン上げている。曲出来たーあげとこーってのが日常生活の一部っぽくなっている様子。で、その曲たちも披露。ライヴ久し振りだから練習したってよ、家で。MCの練習もしたってよ、家で(笑)しかしそのMCはグダグダであった。期待を裏切らない…。そしてやっぱり30分。現状ではこれが限界らしい(苦笑)しかしすげい濃い30分でした。ピアノも歌も満喫。

で、そのグダグダなMCの「B.B.B(ブルー・ボーイ・ブルース)」曲解説が面白かった。「音楽の話なんかしてもねえ」と言いつつ(おい)この曲はコードがこうでメロディをこう載せてそこに歌メロを載せるとこうなる!と言う構成を、それぞれをバラバラに弾いて(唄って)説明してくれたのね。えらい楽しそうに。実験くんなんだろうなあ。こうやって音符をいろいろいじって試してみるのが好きなんだろうな。実験!発見!僕天才!てな感じか(笑)いやーこれはよかった。小林建樹の真骨頂と言う感じでした。

そんな訳で機会が非常に少ないのでライヴがあればマメに行こうと思っていますが、今後の予定はまた白紙です…(ひとんとこのサポートはいろいろやってんだけどね…)。でもステージ上で大柴さんに小さい声で「vol.4も出て、来て」て言われて「え、何曜日?」とか応えてたんで微妙に期待しておこう。

どうでもいいが?小林くんは「Largo」といい「シリウス」といい上田現を連想させる言語感覚だな…兵庫の子だしピアノ弾きだし。なんだろね。このひとの歌詞はホントオモロいな。そんで時々おっかない。

磯貝さんも大柴さんもピアノとギター両方出来るひとで、基本アコギの弾き語りなんだけど、ハコ置きのアップライトピアノを弾いて唄う場面も。バラエティに富んだ内容で飽きませんでした。皆さんファンキーで毒があり、キャラも濃い。歌詞はひねくれているのに曲は美メロでポップ。やってることは結構複雑なのに、一聴で憶えてしまうようなメロディーはとてもひとなつこい感じ。大柴さん曰く「今日出てるひとは皆自分大好き」。あー、それ分かるわー(笑)3時間超の長丁場でしたが面白かったです。

アンコールは全員で「切手のないおくりもの」。急遽やったんだけど(磯貝さん曰く「ムチャ振り」(笑))その場でキーだけを確認してそのままスタート。皆さん流石慣れてらっしゃる、大柴さん以外はほぼ初見だったようですがちゃんとソロも回して綺麗に〆てました。ミュージシャンがミュージシャンらしい姿を観られて楽しかった。いいもん観た。