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2007年07月22日(日)
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』@新宿バルト9 シアター9

レイフ・ファインズが出ることになった前作から観ているもので、そしてそれ迄のシリーズは未見なのでなんともアレな感想です…混ぜるな危険。うっかりネタバレもあるので未見の方はご注意を。

公開前の広告展開が流石人気シリーズだなー!って規模の大きさで、リネさん同様私も「かつてレイフ・ファインズが日本国内においてこれほど大々的に(以下略)」と狼狽しております。だってあちこちにポスターが!デカい看板が!アドバスが!

まあ、でも、悪役なんですけどね…それこそ観客皆が彼を憎らしいと思う程にね……。ファインズさんの(いや、彼が演じる人物(?ひとなのか?)ですけど)せいで皆が酷い目に遭いまくるもんで、なんかもーいたたまれないと言うか「うわー…ご、ごめんなさい……」って感じですよ……。いやっ、もうっ、ホントに酷い!あんた酷い!あんな伸び盛りの素直なこどもたちをあんな、あんな…そりゃねーだろー!!(泣)そしてこれからもっともっと酷いことするだろう!うわーんごめんよハリー!(どげざ)

そして広告にいっぱい出てる割には出番はそんなでもなかった。まあ今後どんどこ出てくるんでしょうね…何せ悪役の大ボスだから。

とは言え校長先生との魔法バトルんとこがすっごい格好よくてですね(ボソッ)。魔法省の建物ばりばりばりーっとね!粉々ですよ!きゃーファインズさんすごい魔法使うのねー!と瞠目しました。いや、CGがすごいのであってファインズさんの魔法がすごい訳ではない。それ以前にファインズさんは魔法は使わない。強いて言うならその美しさが魔法です(誰かつっこんでくれ)。

まあその美貌も特殊メイクで殆ど見れませんがね。友人に「あの顔、前回は復活したてで人間顔になる途中なんだと思ってたけど、あのまんまだったね。あれが地顔なのね」と言われた。しかし目ぢからはすごいで!あのアイスブルー!素敵ー!(いいとこさがし)

その友人はシリウスが死んじゃったので大層ショックを受けていた。ヘレナ・ボナム・カーターがちょっとの出番なのにすんげえ顔芸で印象に残りまくりでした。怖かった…こいつに、こいつにゲイリー・オールドマンが……あっけない……あまりにもあっけなかったのでそれがまたリアルで……(泣)

ああそれにしても校長先生格好よかったな…いい先生だな……。あとハーマイオニーとロンはホントにいい友達だ。あの若さであの献身っぷりは素晴らしい。なんていいコだ!そんないいコたちをファインズさんがあああごめんごめんごめん(ループ)

あとハリーがスネイプ先生の心を垣間見て自分の父親の嫌な部分を見てしまったり(やはり死者は美化されるものだ)、仲間が信じられなくなったりとかほろ苦い部分も。そうやって大人になっていくのね〜(涙)

そんな訳で(?)かなり血なまぐさい感じの今回、友人曰く「最初は魔法学校の様子とか楽しいところもいっぱいあったんだよ!」てな要素は殆どなく(強いて言えば双子ちゃんが試験場をめちゃくちゃにするシーンがスカッとした)、今後の展開も暗く重くなる一方のような気がします。てかこれからのってこどもは観られるんですかね…年齢制限ついちゃうんじゃないのと原作を原書で読んでる知人も言っていた。ハリーには幸せになってほしい。