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2007年04月05日(木)
『写楽考』初日とか

■一気に出ましたよー!初日のチラシ束より
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『レインマン』@PARCO劇場
(日程は昨日の日記参照)
演出・脚本:鈴木勝秀
チャーリー・バビット:椎名桔平
レイモンド・バビット:橋爪功
スザンナ・パルミエリ:紺野まひる
ウォルター・ブルーナー:佐藤誓
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キャスト変わりましたね、どうなるか!
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『欲望という名の電車』@東京グローブ座
2007年11月16日(金)〜25日(日)
演出:鈴木勝秀
ブランチ・デュボア:篠井英介
スタンリー・コワルスキー:北村有起哉
ステラ・コワルスキー:小島聖
ハロルド・ミッチェル:伊達暁
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…………だだだだだだだてくんがミッチ!!!???
ぎぃおえー!!!!!
えええだてくんてどっちかっつうとスタンリーなタイプでは…いやでもだてくんだったらあの終盤のシーンがめっちゃめちゃ怖くなるー!と思うー!そういう意味ではすごいことになりそう、えええどうなるどうなる。
ステラが小島さん、これは久世さんとはまた違った意味でハマりそう!
そしてとうとう円形を出ることになりました。篠井さんずっと「いつかはプロセニアムの劇場でやりたい」って言ってたもんね…となると美術から何からがらっと変わる可能性も。グローブ座はギュッとした空間作るの難しいところだからな…ううむ、どうなる。
そして結構公演数少なくないですか…?チケット激戦になりそうだなあ(泣)そしてやはり日程が被っている。まあ被り部分は少しですが

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『写楽考』@シアターコクーン

えー初日なのでネタバレ避けつつメモなどを。

・上演時間120分、休憩なし
・導入がエラい格好いい、ガッツリ掴まれます、持ってかれます
・和太鼓と横笛が生演奏で入ります。これがいい!迫力!
・はえー!スピード感はすごい
・転換も早い、ドリフのようだ(笑)
・しかし観客欲張りなもので、「もうちょっとスピード出せるんじゃね?」と思ってしまったり…
・えーこれは台詞を早口で言えとか動きを早くしろと言うことではなく
・ひとり芝居の応酬になる部分、モノローグの長さを、観る側がどう消化していけばいいかなと思う部分もありました
・あとあれだけ和楽器でまとめといて何故ラストの曲だけがあれなのか気になる

・役者陣はまさに少数精鋭。休む間ねえぞーこれは大変だろうな、特に男優陣
・男は皆格好いい!そしてバカ!(笑)女は皆美しい!そしておっかねー!
・皆いいですが、ストーリーテラーの克実さんが素晴らしいですよ
・ああとても素晴らしかったのに格好よかったのにラストのラスト痛恨の台詞ミス(苦笑)
・あれは惜しかった…言ってはならん名前を言ってしまった……その名前を言ってしまってはその会話はパーに………
・しかしそれを除けばすごいよいです克実さん
・つうか皆うまいわー!
・西岡さんの商人っぷりが素晴らしいですよ…写楽の仕掛人。切れ者、貫禄
・緑子さんがもうかわいくておっかなくて悲しくて
・なつみさんがもうかわいくてけなげで愚かで優しくて
・長塚くんがめちゃ重要な役で!いや皆重要な役なんだけど!すごく悲しい役で!あああ(泣)
・和物合いますね…帰り道「長塚さんて着物似合うねー、かっこいい!」と言ってたお嬢さんがいてニヤニヤしてしまったよ

・与えられた才能は返さないといけないって話はいろいろ思うところがありますよ…
・でも努力を続けられることも才能だと思うのよね
・そう考えると歌麿て…と思う(泣)
・そしてああ迄追い詰められないと才能を発揮出来なかった写楽て……とも思う
・そのバカでどうしようもない写楽の堤さんが滑稽で悲しくてもう大変です
・勇助の家に入り浸ってぐだぐだしてた時が楽しそうだっただけにね…

わずか10ヶ月で約150点の役者絵、相撲絵の傑作を残し忽然と消えた写楽。その背景には何があったのか?と言う謎解き=ある劇作家の妄想であり乍ら、天才の業を描いたものであり、その才能は自分の力ではどうにもならない「与えられたもの」であると言う人間の無力っぷりをも描く作品。才能はどこ迄発揮出来るのか?どこ迄行けば「返した」ことになるのか?

人間は無力でも、ここ迄返すことが出来るのだ。それは幸せなことなのか?そこは「桃源郷のような地獄」なのだろうか。それは誰にも判らない。