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2006年06月12日(月) ■ |
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JAMIE CULLUM JAPAN TOUR 2006+ジョナさん… |
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JAMIE CULLUM JAPAN TOUR 2006@CLUB QUATTRO
フェスやショウケースでの来日はあったけど、単独公演は初。待望です。いやあ…す、すごくよかった…。全身音楽家がそこにはいましたよ…。
第一印象はやはり「ち、ちっちゃ!」。1曲目からもうグランドピアノの上に飛び乗って唄ってたんだけど、ピアノの上に立っていながら、あのそんなに高くないクアトロの天井に届きません(笑)か、かわいい…失礼…でもかわいい……。その日本で買ったって言うTシャツもレディースだろう…。
でも手は大きかったな、ピアニストの手だ。
新譜中心、カヴァーも満載。あらゆる曲のフレーズを、メインの曲の中にどんどん織り込んで行く。カニエ・ウェスト(確か)やジミヘンも挟んでた。リズムもキーも歌詞もどんどん変えるのね。1曲の流れの中に、3〜4曲の要素が入っているのはザラ。クインテット編成でしたが、エレピやパーカッションも兼任のメンバーがいて、皆で楽器をとっかえひっかえ。
よく喋る。どんどん脱ぐ(笑・つうかそんなに厚着してたんかと)。飛び跳ねる。ピアノを離れてハンドマイクで唄うこともしばしば。フロアに降りて(!)唄うと姿が全く見えなくなる(ちっちゃ!)。客いじりも多い。2ブロックに分けて合唱させたり。「イングランドはオウンゴールでえ」としょげながらも、日本戦は今日だね!あとで会おう(スポーツバーとかでってことかな)!とオレオレ♪唄ってくれたり。ジェイムズ・ブラントには負けないぞう!(かわいい…)とギター弾きながら「LONDON SKIES」唄ったり。
それが全く嫌味にならないんだよね…巻き込みっぷりが。ひとなつこい。なのにライヴの流れがだらけない。
どこもハイライトだったんだけど、鳥肌がたったのは「SEVEN NATION ARMY」。ピアノの横の機材をいじり出して、待ち切れない客が騒ぎ出したところ「シーッ」。マイクに手拍子と自前の声でビートを入れている。その場でそれをループ、続いてヴォーカル入れ。3度ずつキーを上げて3重唱に。それをまたループさせてピアノに戻り唄い出した。ど・わ!フロアがどよめきましたよ…。しかもそれがこけおどしにならない。鬼のように歌は巧いし(ピッチのゆらぎも自由自在)、リズム感も抜群。
続いて「HIGH AND DRY」。いやもうたまらん…涙出た…。
「SEVEN NATION ARMY」と「HIGH AND DRY」。どちらもカヴァーなんですが(ホワイトストライプスとレディオヘッド)、オリジナルを凌駕する程…いや、凌駕って言うのとは違うな…何て言えばいいかな……オリジナル曲の素晴らしさを違うアプローチで引き出して、なおかつリアレンジとしてもひっじょーに優れている。そして低音・ハスキーな声でこの曲たちが唄われると、新しい発見がある。トムもジャックも声高めだからね。歌詞がまた違った意味に聴こえたり…。
もうこの曲はジェイミーのものだよ、と言ってもおかしくないくらい。こういうカヴァーを聴くと、簡単にカヴァーとか言うな、それはコピーだろう!と言いたくなる曲の多いこと。勿論愛情に溢れたいいコピーもあるけどね。
変幻自在を絵に描いたような140分でした。
客層は広かった〜。サッカー日本代表ユニを着ているひともちらほら。時間が被らなくてよかったね(試合については何も言うまい…)。そして高泉淳子さんがいらしてました。で、思い出した。昨年『ア・ラ・カルト』で唄った「I COULD HAVE DANCED ALL NIGHT」はジェイミーのヴァージョンだった。聴いてるんだなー。ちょっと嬉しかった。あとSOILのメンバーが揃って来てました。出口に社長と元晴と丈青がかたまって立ってたんでビビッた(笑)
12月に再来日が決まっているとのこと。今度はAX!広くなるな。しかし今回クアトロで観られてよかった。マイクを通さない声、PAを通さないピアノを直に感じられる場面が沢山あった。本当によかった。
■おまけ あのじさんに教えてもらった、オフィにアップされていた日本での画像。ちっちゃー!(大笑)まあ相手がウルトラマンですからね…
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■LETTER FROM JD(NEWSんとこ) KoRnJapan.comさんの方に邦訳が出ています…シャレにならん。一刻も早く回復しますように。でも無理はしないで
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