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2006年03月26日(日)
『恋の片道切符』+小ネタ

CAVE INがやったNIRVANAのカヴァーは「BREED」だったそうです…あぎゃー!(泣)

あ〜ツチノコ飼いたいな〜。

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THE SHAMPOO HAT『恋の片道切符』@ザ・スズナリ

やっと観られた…。観たら絶対ハマる予感があって、その時心情的に余裕がなくてハマるとヤバい、と警戒心が働いて、でもやっぱり気になって、チケットとったのに行けない、と言うことが2回(『アメリカ』と『みかん』)あって、これは行くな!てのろいか?と思ったけどやっぱり観たかったんですよ…。公演を観ないまま赤堀さん日記に日参する数年間。

演技者で『アメリカ』と『雨が来る』は観ていた。『雨が来る』の3本足のいぬの話で大泣きした。作風は違うけど、岩松了さんに抱く感情と同じものがある。好きだけど憎たらしい、道で遭ったら抱き着くかグーで殴るかしそう。

ヤバいひとがいますよ!赤堀さん気を付けて!

まあ例えですから。

と言う気味の悪い思い入れがあったものの、それを差し引いてもすごくいい舞台だった。取り返しのつかないことをしたひと(でもそれは直接的には関係がない)、どこにいてもここは自分のいるところではないと思うひと、帰る場所がないひと。それでも気になるのは「明日の天気」。高いところにのぼるのが好きで、5回飛び下りているのに一度も死んだことがないチャリエンジェル。あー天使だから死なないんだよ。チャリが付くけどな。そんな天使は願い下げだ。

そんな登場人物が10人。男ばかり。ドアの向こうには、姿を現すことのない、半身が麻痺した妹。髪を切る、化粧をする、うさんくさいジャーナリストが写真を撮りに来る。音大出の彼女は、リハビリでたどたどしいピアノを弾く。ボロボロのリズム、音階。それが終盤、何の曲か判るようになってくる。開け放した窓の向こうに、いつチャリエンジェルが降ってくるのかと不安に思う。でも降ってきたのは「何か黄色いもの」。タンポポかも知れない。

真夏、停電した屋内、無言でガリガリくん(だよね?)を喰う8人の男。その間の長さ、気まずさ。例え話をしても例が1つしか出ない説得力のなさ。アメリカの食前酒に梅酒はねえだろう。

描いたのは戦争。そして民族。こんな風に描けるとは。それにこんなタイトルを付けるかね。でも、やっぱりこのタイトルがドンピシャだ。他に考えられない。90%…いや、100%会話で進む。これは…すごい。

出演者はあくの強いひとばかりで、皆頭がおかしそうだ。ちゃんとそう“見える”役者さんばかりだ。演技でそーやってんだなーとかこっちが思う隙を与えない。止めるひとがいなければ、スチュンは佐々木を殴り殺しただろうな。

その中でも大堀さんがすごかったな…ああいうのがいちばん怖い。美脚も伊達じゃない(笑)。優しいだけに、いずれ首を吊るのではと思ってしまった。明日の野球の試合をいちばん楽しみにしていたようだけど、明日生きてるか判らないな。逃げる、と言うのとは違う。

いや、でも野球には来るだろう。天気がよければ。そう思わせてよ。PL学園3軍の佐々木の速球を見ようよ。今130km/h出せるか判らないけど。

鷺沢さんがこの舞台を観れればよかったのにと思った。話の内容とは関係ない。いや、ちょっと関係あるかな。鷺沢さんは、こんな作品が書かれたことも、こんな舞台が上演されたことも、知ることがない。

千秋楽で場内はぎゅうぎゅう。詰めるだけ詰めてました。通路もビッシリ。終演後、TV版『雨が来る』に出ていたあのコがロビーにいました。ビックリした。ホントに舞台が好きなんだね、スズナリであんなキラキラしたコを観るとビビりますよ。服装も地味で髪も黒くしていたけど、やっぱり目を引く。また赤堀さんの作品に出てほしいな。

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■前向きですよー
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[03_23_2006]
The upcoming summer tour will be the last of nine inch nails touring in the US for a while. With that said, I couldn't come up with a better lineup than what I'm fortunate enough to offer you this time around.
Bauhaus has been a major influence of mine over the years. Their sound, look and style made me want to start a band. One of the first tours we were on was with Peter Murphy - a hero of mine. To share the stage with these guys now is truly an honor.
TV on the Radio is one of my favorite new bands to emerge in the last few years. In a climate where everyone is trying to either sound the same or blatantly rip a cool older band off, these guys are doing their own thing. I've heard their new record and it's groundbreaking. They will be on the first half of the tour (5/27 - 6/14).
The one and only Peaches will be joining us on the second half! I've loved Peaches ever since I heard "Fuck the Pain Away". You will want to get to the show on time because she is the SHIT.
I'm really looking forward to ending this phase of touring with these acts - hope to see you there. No snow this time, no ailments, no exploding drummers, all good!
12:47pm_PST
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USツアーがこれで終わりならその後日本に…来ないかな……

■ぎょえー
ウドーフェスホントに復活だった。
おそろしい…あのバンド、前回来た時呼び屋がウドーだったんだよ…来たらどうしよう…富士スピードウェイ迄行くのか…翌週フジなのに……

■『氷屋来たる』
日本で上演ですよー。ケヴィン・スペイシーがやった役は市村さんですね