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2006年02月18日(土)
オラファー エリアソン『影の光』展

オラファー エリアソン『影の光』展@原美術館

疲労困憊で朝起きれず阿佐スパ当日券並びは断念。のんびりこっちに行ってきました。

が、のんびりも出来ない混みっぷり。評判よくて会期を延長したって聞いていたけど、これはすごいな!あんまりじっくり観られなかった…じっくり観たい作風なのに…。展示物の間にどうしてもひとの姿が入り込んじゃう(いやホント、それくらい混んでたんだよ)からなかなかね…。ここ床張りだから足音すごい響くし。

この美術館にしては珍しいパーテーションの切り方。タイトル通り光を使った作品なので、館内は真っ暗。1部屋に1作品。構造はシンプル。プリズム状のアクリルリングやシリンダーにライトを当て、文字通り影の光を作るインスタレーションです。手法としてはアナログ。その場にいるひとの動きから振動が伝わって、天井から吊してあるリングが予想と違う動きをすると、影の動きも変わります。二度と同じものは観られない。

スプリンクラーで降らせた霧に光を当て、虹のカーテンを作っていた「BEAUTY」がすっごい綺麗だったなー。霧は揺れるし、光も動くし、こちらも二度と同じものは観られない。窓外の風景をレンズに反射させる「カメラオブスキュラ」も、天気や風向きによって画が変わる。やはり同じものを観ることは出来ない。夜は全然違って見えるだろうな。

はかないなー。それが作品として成り立ってるってのが面白いなあ。

「単色の部屋と風が吹くコーナー」は部屋中がオレンジ色。光源は4つあったそうなんですが、全くのフラットに部屋全体が光っていました。で、視覚がモノトーンになるんです。これは面白かったな!色酔いしたけど!

カフェダールも混み混みで入れなかった…イメージケーキ食べたかったよう!ハラビに行ったら必ずケーキ食べて帰る習慣なのに!(それがメインじゃないかと思うことも(笑))あ〜混んでない時にまた観たいなー、朝早くか夜遅くかにリピートしたいなあ。

新作は原美術館のパーマネントコレクションになるそうです。楽しみ。

パーマネントコレクションと言えば、ここナム・ジュン・パイクの作品が常設されているんですよね。作品横に訃報とR.I.P.メッセージが小さく書かれていました。6月に、ワタリウムでさよなら展をやるそうです。