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2005年06月18日(土)
『隣りの男』2回目+α

M&O playsプロデュース『隣りの男』@本多劇場

ソワレ鑑賞。アクションが初日より激しくなってました。最後のとこ、おせんべ入れてる器の蓋がガン!と大森くんの足の甲に落ちてた。「いたー!」と思わず心の中で叫びましたよ…。け、怪我に気をつけてね…。

しかし初日も今回も携帯鳴らす奴がいたのな…最悪じゃ。

2回目と言うこともあり、話を追うだけではなく、こまごまとした演出や、役者さんの仕草も気になるようになってきました。以下ネタバレあります、注意。

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■天井
台詞中に出てくる“りんごのシミ”は、ちゃんとあります。
終盤、りんごとは別の場所にもう一箇所シミが出来ていた(ように見えた)んだけど、カーテンコールの時にはなくなっていた。あれ、どうやってるんだろう。初日はD列だったので見えたけど、今日はL列だったので見えなかった

■家
築何年くらいなんだろう。家具類も昔から大切に使われてきたような風合い。姿見の付いている洋服ダンスや、その上に積まれている空き箱類もリアルだ。財布等こまごまとしたものを入れている抽斗の上にある小さな鏡も、ああ、あったあった、と思えるちょっと懐かしい感じ。今日の席からは、竹田が鏡を覗き込んでいる時、背後に映っている八千代の顔も見ることが出来た

■宮地の脚
アキレス腱の辺りにあるのは、ストッキングの柄?靴擦れ?初日は気付かず、今日は遠目で判別がつかなかった。足のサイズについての台詞が執拗にあるので、靴擦れかなあ。履く時に声出してるし…。ここらへん、気ーにーなーるーよー

■不在の存在
竹田の母親と、八千代の兄。
竹田の父親の話題は出てこない。母親は5年前に死んでいる。伴侶はいない。発言をすーっと聞いていくと、ちょっとマザコン気質かな、と思うものの、この5年間ずっとひとりでこの家に住んでいた竹田のことを思うと切なくなった。
八千代の発言の中に出てくる兄は、イメージしにくい。兄の存在は語られるが、それ以外のヒントは出てこない。どんな性格かとか。「理想的」が口癖だと言うくらい。しかし八千代への影響力はかなりありそう。
ここらへんのモヤモヤ感が、心地悪くて気持ちよい

■脚だけが見える
八千代の着替えるシーン。『市ヶ尾の坂』でも女性の脚だけが見えるシーンがあった。こういうとこ、岩松さんは画面で考えているのだろうか。視覚的な指定が多い。演出的要素が多いとも言える。そう考えると、自分は演出家としての岩松さんも相当好きだなあと思う。普段は言葉の強さに圧倒されて、劇作家として好きなんだなあと思ってるんだけど

■「この記憶を持っているのは俺だけだから、俺が死んだらあの光景はなかったことになる」
ここが今回ぐーっと来た!涙出そうになった!

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初演の竹田役・竹中直人さんや小沢仁志さん、田中哲司さんがいらしてました。豪華な客席だったなあ(笑)

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■あーやっぱりー…
QOTSA、フジキャンセル。ジョシュのバカー!(泣)
つうかフジだけでなく、今後のNINとのツアーもパーになるんじゃないの…どうすんの…

■さっきフジの特番やってたんだけど
ブンブンのあの仲良しっぷりは何やねん!中野くんが日焼けなのかやたら黒くて、かわしまさんが真っ白(つうかもはや青白い)ので、色の対比が面白かったよ…録画しとけばよかったと思ったよ…。
それにしてもGONTITIが『観たいアーティスト』にブンブンを挙げていてビックリした!チチさんが「若さを吸い取って老後のために」とか言うてました。いや、ブンブンそんな若くありませんよ…(笑)川島さんからこれ以上若さを吸い取らないでー!